AppleがiPhone XS以降向けiOS 17.2.1をリリース!


Appleは19日(現地時間)、同社が販売するスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズ向けプラットフォーム「iOS」の最新バージョン「iOS 17.2.1(21C66)」を提供開始したとお知らせしています。なお、タブレット「iPad」シリーズ向けプラットフォーム「iPadOS」には現時点でiPadOS 17.2.1はリリースされていません。

変更点は特定の条件下でバッテリーの消費が速い問題を含む重要な不具合を修正しているとのこと。なお、セキュリティーアップデートについては少なくともCVEに登録されている脆弱性の修正は含まれていません。対象機種は最新のiPhone 15シリーズを含めたiOS 17に対応した製品で、iPhone XS以降となっています。

また同社では合わせて古いiPhoneやiPad向けにセキュリティーアップデートを行う「iOS 16.7.4」および「iPadOS 16.7.4」、パソコン「Mac」向け「macOS 14.2.1 Sonoma」、Webブラウザー「Safari 17.2.1」なども配信開始しており、macOS 14.2.1 SonomaはCVEに登録されている脆弱性が修正されているものの、それ以外はiOS 17.2.1と同様にCVEに登録されている脆弱性の修正はありません。

iPhone向けのiOSやiPad向けのiPadOSの最新メジャーバージョンとして先ごろよりiOS 17.0とiPadOS 17.0が提供開始され、これに続けて不具合・脆弱性の修正を行うiOS 17.0.1〜17.0.3およびiPadOS 17.0.1〜17.0.3がリリースされ、その後にiOS 17.1およびiPadOS 17.1が提供され、さらにその不具合・脆弱性を修正したiOS 17.1.1〜17.1.2およびiPadOS 17.1.1〜17.1.2が配信されていましたが、続けて新機能が追加されるなどしたiOS 17.2およびiPadOS 17.2が配信されていました。今回、そんなiOS 17.2の不具合を修正したiOS 17.2.1が配信開始されました。iOS 17.2.1の対象機種は以下の通り。

iOS 17対応製品>
・iPhone 15
・iPhone 15 Max
・iPhone 15 Pro
・iPhone 15 Pro Max
・iPhone 14
・iPhone 14 Max
・iPhone 14 Pro
・iPhone 14 Pro Max
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone XR
・iPhone SE(第2世代)
・iPhone SE(第3世代)

更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行え、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 15 Pro MaxでiOS 17.2からだと240.5MBとなっています。またiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。なお、Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

iOS 17.2.1
このアップデートには重要なバグ修正が含まれ、特定の条件下でバッテリーが速く消耗することがある問題に対応しています。

Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

記事執筆:memn0ck

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