フラッグシップシリーズの廉価スマホ「Galaxy S24 FE」が登場!


Samsung Electronics(以下、Samsung)は27日(現地時間)、同社が展開する「Galaxy」ブランドにおける最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S24」シリーズの廉価モデル「Galaxy S24 FE(型番:SM-S721*)」を発表しています。韓国などの1次販売国・地域では2024年10月3日(木)に発売され、価格はドイツなどの欧州では749ユーロ(約11万9000円)からなどとなっています。

なお、現時点において日本での販売については明らかにされていませんが、すでに紹介しているようにKDDIおよび沖縄セルラー電話向け携帯電話サービス「au」版と見られる「Galaxy S24 FE(型番:SCG30)」やオープン市場向けと見られるメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル)「Galaxy S24 FE(型番:SM-S721Q)」がいくつかの認証機関を通過しており、Samsungの日本法人であるサムスン電子ジャパンが日本での発売に向けて準備をしていることが明らかとなっています。

Galaxy S24 FEはSamsungが展開しているGalaxyブランドにおける最新フラッグシップスマホであるGalaxy S24シリーズの廉価モデルで、フラッグシップモデルの要素を取り入れながらも価格を抑えているため、コストパフォーマンスが高く、日本では前機種「Galaxy S23 FE」から販売されており、Galaxy S23 FEはチップセット(SoC)にハイエンド向けQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform」またはSamsung製「Exynos 2200」が搭載されていました。

Galaxy S24 FEも同様にハイエンド向けSoCである4nmプロセルで製造されたSamsung製製「Exynos 2400e(型番:s5e9945)」が搭載され、ベンチマークアプリ「Geekbench v6」におけるおおよそスコアとしてはCPUのシングルコアで2100前後、マルチコアで6500前後、GPUで16000前後と、十分に高性能となっています。外観はGalaxy S24シリーズと踏襲しており、画面の周りの縁(ベゼル)が1.99mmと非常に狭く、画面を覆うガラスと背面パネルのガラスは強化ガラス「Gorilla Glass Victus+」(Corning製)となっており、側面などのフレームはアルミ素材が用いられています。

画面は上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:19.5の縦長な約6.497インチFHD+(1080×2340ドット)有機EL「Dynamic AMOLED 2X」ディスプレイで、最大120Hzリフレッシュレートや明るさ最大1900nits、8bitカラー(約1600万色表示)、Vision Boost、となっており、パンチホール部分には約1000万画素CMOS/広角レンズ(F2.4、画角80°)のフロントカメラが内蔵されており、顔認証に対応しているほか、生体認証としては画面内指紋センサーも搭載しています。サイズは約162.0×77.3×8.0mm、質量は213gで、本体色はBlueおよびGraphite、Gray、Mint、Yellowの5色展開となっており、IP68等級の防水・防塵に対応しています。

リアカメラは以下のトリプル構成で、FEシリーズでは初めて搭載されたAI機能を利用してダイナミックな撮影体験を提供する「Pro Visualエンジン」によって高度なAIアルゴリズムを活用して息を呑むようなディテールと驚くほど繊細な質感を実現する大幅に改善された技術を備え、AIに対応したISPによるナイトグラフィーによって低照度でのパフォーマンスが向上し、美しい夜間ポートレートが可能になっています。またオブジェクト認識エンジンによってシーンを認識してSuper HDRで色を最適化し、鮮やかでリアルな写真やビデオを実現するほか、望遠カメラも搭載して光学3倍ズームに対応しています。

・約5000万画素CMOS/広角レンズ(F1.8、画角84°、OIS)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2、画角123°)
・約800万画素CMOS/望遠レンズ(F2.4、画角23°、OIS、光学3倍ズーム)

主な仕様は8GB内蔵メモリー(RAM)および128GBまたは256GB、512GB内蔵ストレージ、4700mAhバッテリー、USB Type-C端子(USB 3.2 Gen 1)、急速充電(最大25W)、ワイヤレス充電、ワイヤレスパワーシェア、ステレオスピーカー、Wi-Fi 6EやHE160、MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4GHzおよび5GHz、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.3、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GNSS:GPS、Glonass、Beidou、Galileo、NavIC、QZSS)、加速度センサー、気圧センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、ホールセンサー、光センサー、仮想近接センサーなど。

携帯電話ネットワークの対応周波数帯やSIMは販売される国・地域、事業者によって異なるものの、欧州向けは対応周波数帯が以下のようになっており、SIM
はnanoSIMカード(4FF)スロットが2つとeSIMに対応しており、nanoSIMカードとeSIMまたはデュアルeSIMによるデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しています。連続待受時間はインターネット利用時間で約21時間、動画再生時間で約28時間、音楽再生時間で約81時間。OSはAndroid 14ベースの独自ユーザーインターフェース「One UI 6.1」をプリインストールし、Samsung DeXやSmartThingsなどに対応しています。なお、microSDカードなどの外部ストレージスロットや3.5mmイヤホンマイク端子、MHL、赤外線通信などには非対応となっています。

2G GSM:
GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900

3G UMTS:
B1(2100), B2(1900), B4(AWS), B5(850), B8(900)

4G FDD LTE:
B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B32(1500), B66(AWS-3)

4G TDD LTE:
B38(2600), B40(2300), B41(2500)

5G FDD Sub6:
N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N26(850), N28(700), N66(AWS-3)

5G TDD Sub6:
N38(2600), N40(2300), N41(2500), N77(3700), N78(3500)

5G SDL Sub6:
N75(1500+)

記事執筆:memn0ck

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