米国発のスマホメーカー「Orbic」が日本市場参入!4Gスマホ・タブレットなどを発売


スマートフォン(スマホ)やタブレット、データ通信製品、ウェアラブル製品などを「Orbic(オルビック)」ブランドで展開しているアメリカのReliance Communicationsの日本法人であるJapan Orbicは1日、都内で新製品発表会を開催し、日本市場に2023年6月1日(木)より参入すると発表しています。

まずは第1弾製品として日本のオープン市場におけるメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)として4G対応スマートフォン(スマホ)「Orbic FUN+ 4G」や4G対応タブレット「Orbic TAB8 4G」および「Orbic TAB10R 4G」、完全ワイヤレスイヤホン「Orbic Ear Buds」と各種アクセサリーを販売するということです。

価格(金額はすべて税込)はオープンながら想定販売価格ではOrbic FUN+ 4Gが24,800円、Orbic TAB8 4Gが27,800円、Orbic TAB10R 4Gが39,800円、Orbic Ear Budsが4,800円となっています。また合わせて同社ではオリジナルのクラウドサービス「Orbic Cloud」を日本市場でも提供し、プリインストールされている「Orbic Cloud」アプリにて5GBまで無料で利用可能だとのこと。

さらに姉妹会社であるデンマークのデザインブランド「dbramante 1928」(以下、ディブラマンテ)のサスティナブルなアクセサリーを日本国内で展開し、強化ガラスを用いた画面保護シートを発売するとのことで、価格は同じくオープンながらも想定販売価格ではOrbic FUN+ 4G用が1,300円、Orbic TAB8 4G用が2,380円、Orbic TAB10R 4G用が2,580円となっています。

Orbicは「Be Real. Value. Technology. You.」をブランド・コピーを掲げてライフラインツールとしてスマートフォン(スマホ)やタブレットなどのモバイル端末が必須となった現代社会において利用者の求める性能を誠実に追求する姿勢による信頼の厚いアメリカ発の“ものづくり”ブランドとして主にアメリカにて展開されています。

アメリカではOrbic USが2006年にニューヨークで創業され、創業者兼CEOであるMike Narula(マイク・ナル―ラ)氏の元にスマホをはじめとするモバイル端末業界で製品設計・評価からサプライチェーンマネージメント、販売戦略、リバースロジスティクスまで各分野で数十年以上の経験を持つ通信業界のプロフェッショナルたちが集結して「本当に作りたかった端末」を開発・製造しているとのこと。

これらのメンバーが一緒に“ものづくり”をすることでプロフェショナルな経験と技術を引き継ぎつつ、新しい製品を開発する若い世代も参画しており、2019年からはアメリカ最大手の通信事業者であるVerizon Wirelessに採用され、これまでに15機種が採用されているということです。また開発拠点をアメリカに加え、台湾やインドに持ち、生産拠点をインド、そして一部を中国に置いています。

さらに北米以外では2022年のオーストラリア参入を皮切りに海外市場に進出し、今回、Japan Orbicとして日本に参入することになったとしています。なお、日本法人であるJapan Orbicの代表取締役社長には以前にMotorola Mobilityの日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパンの代表取締役社長を努めていたDanny Adamopolos(ダニー・アダモポウロス)氏が就任しています。

<Orbic FUN+ 4G>

Orbic FUN+ 4Gはライフラインツールとしてはじめてスマホを使うような人に向けて基本的な機能を搭載し、シンプルなユーザーインターフェイス(UI)で使いやすく手頃な価格のエントリースマホです。通話やWeb閲覧、写真・動画を撮ってSNSでシェアするなどのほか、通信回線がダウンした場合のサブ機としての使用にも適しているとのこと。

また日本に加えて台湾や韓国、オーストラリア、インド、欧州、南米など海外のネットワークに対応しており、現地のSIMカードを挿入しての使用が可能です。画面上部にU字ノッチ(切り欠き)を配置し、約6.1インチHD+液晶やSnapdragon 680、4000mAhバッテリーなどを搭載し、SIMもnanoSIMカード(4FF)スロットが2つあってデュアルDIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しています。

・FUN+ 4G | Orbic

製品名 Orbic FUN+ 4G
サイズ 約161.8×73.6×9.83mm
質量 約192g
本体カラー ブルー、ホワイト
画面 約6.09インチHD+(720×1560ドット)TFT液晶(約282ppi)
チップセット(SoC) Qualcomm Snapdragon 680 4G Mobile Platform
CPU オクタコア(2.4GHz Kryo 265 Gold/Cortex-A73ベース×4+2.0GHz Kryo 265 Silver/Cotex-A53ベース×4)
GPU Adreno 610
内蔵メモリー(RAM) 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXCカードスロット(最大1TB)
リアカメラ 16MP(広角、F2.0)+2MP(測位用)
フロントカメラ 8MP(広角、F2.4)
バッテリー容量 4000mAh
外部接続・充電端子 USB Type-C(USB 2.0)
急速充電 ー(最大10W)
ワイヤレス充電
連続通話時間 約840分
連続待受時間 約240時間
SIM nanoSIMカード(4FF)スロット×2(DSDS)
携帯電話ネットワーク対応周波数帯 4G LTE: Band 1/3/5/7/8/18/20/28/34/38/40
3G W-CDMA: Band I/V/VIII
2G GSM: 850/900/1800/1900MHz
無線LAN(Wi-Fi) IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)
Bluetooth Version 5.0
NFC/FeliCa ー/ー
位置情報取得 A-GNSS(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)
センサー 加速度センサー、近接センサー、照度センサー
生体認証 指紋(背面)
防水・防塵 生活防水・防塵(IP54)
耐衝撃
イヤホンマイク端子 ◯(3.5mm)
OS Android 12
同梱品 本体、ACアダプター、USBケーブル、SIMピン、クイックスタートガイド

<Orbic TAB8 4G>

Orbic TAB8 4Gは8インチHD+液晶やSnapdragon 680、4300mAhバッテリーを搭載したミッドレンジタブレットです。急速充電「Quick Charge 2.0(以下、QC2.0)」にも対応しているため、1日安心して動画視聴から制作作業までスムーズにこなせ、3Gや4Gにも対応しているので外出先での動画視聴やネットサーフィンに最適です。

・Orbic TAB8 4G | Orbic

製品名 Orbic TAB8 4G
サイズ 約205.8×128×9.25mm
質量 約416g
本体カラー ブラック
画面 約8.0インチHD+(800×1280ドット)TFT液晶(約188ppi)
チップセット(SoC) Qualcomm Snapdragon 680 4G Mobile Platform
CPU オクタコア(2.4GHz Kryo 265 Gold/Cortex-A73ベース×4+2.0GHz Kryo 265 Silver/Cotex-A53ベース×4)
GPU Adreno 610
内蔵メモリー(RAM) 3GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXCカードスロット(最大1TB)
リアカメラ 13MP(広角、F2.2)
フロントカメラ 5MP(広角、F2.2)
バッテリー容量 4300mAh
外部接続・充電端子 USB Type-C(USB 2.0)
急速充電 ◯(QC2.0、最大18W)
ワイヤレス充電
連続通話時間
連続待受時間 約238時間
SIM nanoSIMカード(4FF)スロット×1
携帯電話ネットワーク対応周波数帯 4G LTE: Band 1/3/5/7/8/18/19/20/26/28/40/41
3G W-CDMA: Band I/V/VI/VIII/XIX
2G GSM: –
無線LAN(Wi-Fi) IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)
Bluetooth Version 5.0
NFC/FeliCa ー/ー
位置情報取得 A-GNSS(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)
センサー 加速度センサー、近接センサー、照度センサー
生体認証
防水・防塵 防滴・防塵(IP52)
耐衝撃
イヤホンマイク端子 ◯(3.5mm)
OS Android 12
同梱品 本体、ACアダプター、USBケーブル、SIMピン、クイックスタートガイド

<Orbic TAB10R 4G>

Orbic TAB10R 4Gは防水(IPX5)や防塵(IP6X)、耐衝撃(MIL)に対応した堅牢性に優れたタフネスタブレットで、コロナ禍でリモート授業が始まったアメリカで「児童・生徒がタブレットを粗雑に扱って壊れた」との声が寄せられたことから開発されたタブレットだとのことです。

10.1インチHD+液晶やSnapdragon 680、6000mAhを搭載したミッドレンジモデルとなっており、3Gや4Gも利用可能。またスタイラスペンを付属しており、ペン入力ができるほか、別売のキックスタンドも用意されており、教育用のみならず、野外、店舗、車内、ビジネスでの使用にもおすすめのモデルとなっています。

・Orbic TAB10R 4G | Orbic

製品名 Orbic TAB10R 4G
サイズ 約260×173.6×9.6mm
質量 約690g
本体カラー ブラック
画面 約10,1インチHD+(1280×800ドット)TFT液晶(約149ppi)
チップセット(SoC) Qualcomm Snapdragon 680 4G Mobile Platform
CPU オクタコア(2.4GHz Kryo 265 Gold/Cortex-A73ベース×4+2.0GHz Kryo 265 Silver/Cotex-A53ベース×4)
GPU Adreno 610
内蔵メモリー(RAM) 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXCカードスロット(最大1TB)
リアカメラ 13MP(広角、F2.2)
フロントカメラ 8MP(広角、F2.2)
バッテリー容量 6000mAh
外部接続・充電端子 USB Type-C(USB 2.0)
急速充電 ◯(QC2.0、最大18W)
ワイヤレス充電
連続通話時間
連続待受時間 約200時間
SIM nanoSIMカード(4FF)スロット×1
携帯電話ネットワーク対応周波数帯 4G LTE: Band 1/3/5/7/8/18/19/20/26/28/40/41
3G W-CDMA: Band I/V/VI/VIII/XIX
2G GSM: –
無線LAN(Wi-Fi) IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)
Bluetooth Version 5.0
NFC/FeliCa ー/ー
位置情報取得 A-GNSS(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)
センサー 加速度センサー、近接センサー、照度センサー
生体認証
防水・防塵 防水・防塵(IP65)
耐衝撃 ◯(MIL-STD-810相当)
イヤホンマイク端子 ◯(3.5mm)
OS Android 12
同梱品 本体、ACアダプター、USBケーブル、SIMピン、クイックスタートガイド
記事執筆:memn0ck

■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・エスマックス(S-MAX)
・Orbic FUN+ 4G 関連記事一覧 – S-MAX
・Orbic TAB8 4G 関連記事一覧 – S-MAX
・Orbic TAB10R 4G 関連記事一覧 – S-MAX
・米国発 モバイルデバイスブランド「Orbic(オルビック)」日本上陸|Japan Orbic合同会社のプレスリリース
・「Orbic Cloud」と「dbramante1928」の国内展開について|Japan Orbic合同会社のプレスリリース
・Orbic Japan