ソフトバンク向けと見られるZTE製ルーター「A301ZTT」が認証通過!Pocket WiFiの新機種か?


Wi-Fi Allianceは30日(現地時間)、未発表のZTE製データ通信端末と見られる「A301ZT」の認証情報(Certification ID:WFA126038)を2023年5月30日(火)付で掲載しています。ただし、認証ではIEEE802.11b/g/n準拠(2.4GHz)しか対応していないことになっており、後日再認証するのではないかと見られます。

型番規則からソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」や「Y!mobile」向けになると考えられ、Product Nameは「LTE UFI」、Categoryは「Routers」になっているため、少なくとも4G LTEには対応している製品で、恐らくモバイルルーターなのではないかと思われるため、ソフトバンクが展開する「Pocket WiFi」シリーズの次期製品なのではないかと予想されます。

A301ZTは現時点では発表されていない製品なので詳細は不明ですが、4G LTEに対応したルーター機能がある製品であり、OSにはLinux 3.4.110が採用されていることが示されています。スマートフォン(スマホ)やタブレットもルーターとしてもWi-Fi Allianceの認証を取得しますが、その場合はOSがAndroidとなっているはずなので、Product Nameの通りにデータ通信端末になるのだと思われます。

ソフトバンクではPocket WiFiシリーズとして2021年7月にZTE製モバイルルーターをSoftBank向け「Pocket WiFi 5G A101ZT」とY!mobile向け「Pocket WiFi 5G A102ZT」を発売して以降、新製品を出していませんのでタイミング的にはそろそろ新しい製品が登場してもおかしくはなさそうです。

一方、データ通信端末ということでUSBドングルやホームルーターの可能性もありそうですが、USBドングルがWi-Fiに対応することはあまりないこと、ホームルーターはソフトバンクでは「SoftBank Air」として「Airターミナル」シリーズを展開していますが、型番規則が異なるほか、これまではHuawei TechnologiesやOPPO Mobile Telecommunicationsが開発・製造を担当しているのでそれぞれ違うのではないかと予想しています。

ただ前述通り、A301ZTはWi-Fiが2.4GHzしか対応していないことやPocket WiFiシリーズならSoftBank向けとY!mobile向けの2型番がこれまでは用意されていることが多いことから主に法人向けUSBドングルという可能性もなくはないのかもしれないとも考えられます。どちらにしてもZTEとしては「Libero」ブランドの次期スマホも期待されるところですが、2023年度の最初の製品はデータ通信端末となりそうです。

記事執筆:memn0ck

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