Googleの次期フラッグシップスマホ「Pixel 8」が早くも認証情報に登場!今秋正式発表へ


ワイヤレス充電(Qi)の認証を行っているWPC(Wireless Power Consortium)は31日(現地時間)、Googleの次期フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Pixel 8(型番:GKWS6)」が認証を取得したことを掲載しています。Qi Registration idは「14063」。

すでに掲載ページは削除されているほか、Pixel 6の画像となったいたため、誤掲載だとは思われますが、これまでに発表されていない型番ですし、仮登録などをしようとして誤って公開してしまったのではないかと思われます。掲載情報が正しい場合は最大12WのQiに対応しており、次期規格「Qi2」には対応しないこととなります。

Pixel 8とその上位機「Pixel 8 Pro」はともにGoogleが自社で開発・販売するハードウェア製品「Made by Google」として展開している「Pixel」ブランドの次期フラッグシップモデルとして登場すると見られており、昨年に発売された「Pixel 7」および「Pixel 7 Pro」に搭載されている自社開発のチップセット(SoC)であるTensorの次世代版「Tensor G3」を搭載し、さらに高性能化すると考えられています。

また外観もTensorシリーズを搭載しはじめた「Pixel 6」や「Pixel 6 Pro」から続くリアカメラパーツがカメラバーデザインとしてまとめたデザインがPixel 8やPixel 8 Proでも踏襲されると見られており、TensorによるAIやML(機械学習)を活用した機能がより充実すると予想されています。今回、そんなPixel 8がWPCの認証を取得したことが掲載され、これまで通りに最大12WのQiに対応することが示されました。

一方、そんなPixel 8とPixel 8 Proが搭載すると予想されているGoogleが独自開発する次期チップセット(SoC)「Tensor G3」について海外メディア「Android Authority」が入手した情報によると、新たにCPUにArmv9を採用するArm Cortex-X3コアを導入し、big.LITTLEによる3.0GHz Arm Cortex-X3コア×1+2.45GHz Arm Cortex-A715×4+2.15GHz Arm Cortex-A510×4のノナ(9)コア構成になるとしています。

これにより、Arm Cortex-X3コアでは新しいセキュリティー技術「MTE(Memory Tagging Extensions)」をサポートして64bitのみを実行するため、構成としてはQualcomm製SoC「Snapdragon 8 Gen 2」に近くなり、パフォーマンスが大幅に向上すると見られます。またGPUも890MHz Arm Mali-G715(Immortalis)のデカ(10)コアとなり、レイトレーシング機能にも対応する可能性があるといういことです。

SoC Tesnor G3
(Zuma)
Tesnor G2
(gs201)
Tensor
(gs101)
CPU Big cores 3.0GHz Cortex-X3×1 2.85GHz Cortex-X1×2 2.8GHz Cortex-X1×2
Mid cores 2.45GHzCortex-A715×4 2.3GHz Cortex-A78×2 2.25GHz Cortex-A76×2
Little cores 2.15GHz Cortex-A510×4 1.8GHz Cortex-A55×4 1.8GHz Cortex-A55×4
GPU 890MHz Mali-G715 MP10 848MHz Mali-G710 MP7 848MHzMali-G78 MP20
記事執筆:memn0ck

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