国際オープンイノベーションを創造 北京中日イノベーション協力モデル地区の外資誘致が実を結ぶ
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国際オープンイノベーションを創造 北京中日イノベーション協力モデル地区の外資誘致が実を結ぶ

このほど、北京中日イノベーション協力モデル地区(以下“中日モデル地区”と呼ぶ)は、北京華僑協会の主導でタイと日本に赴き、国際投資促進活動を行い、国際イノベーション相乗効果と産業協力発展のモデルを構築する新たな道を探りました。今年3回目の「アウトバウンド」の投資促進旅行として、タイと日本への訪問は、華僑ビジネスマンとタイ及び日本の企業に中日モデル地区の目標イニシアティブ及びビジネス環境や発展成果をご覧頂き、革新的要素や技術、プロジェクトの協力を促進するための新しい道を切り開きました。

駐日中国大使館を訪問 呉江浩大使と交流

日本滞在中、中日モデル地区は市華僑総会党部書記の厳衛群氏の主導で駐日中国大使館を訪問し、呉江浩大使に中日モデル地区の発展状況を報告しました。呉大使は「中日両国の経済貿易業務は極めて重要です。中日モデル地区の発展が決意と自信を維持し、宣伝効果を生み、各方面からの支持を集め、大使館側は中日モデル地区の発展を促進させるため、支援と保護に全力を尽くします。」と述べました。

多国籍企業が協定し 二国間の重要プロジェクトを計画

今回のアジア歴訪で、中日モデル地区代表団は、多くの日本及びタイの代表企業と綿密な交流を行い、一連の実りある成果を得ました。

タイ滞在中、中日モデル地区代表団は、タイのC Pグループを訪問し、同社の謝国民会長との会談で「都市と産業の融合プロジェクト」について意見交換を行いました。中日モデル地区のスタートアッププロジェクトに焦点を当てました。この交流により、双方は「技術サービス、高度な研究開発、国際交流」などの機能を統合した最もエコな特徴を持つ世界クラスの複合施設の建設に力を入れ、より多くの国際産業リソースを集める重要な一歩を踏み出したいという意見で一致しました。

日本滞在中、中日モデル地区が日本の上場企業である日本エンタープライズ株式会社及び三友ハイテク株式会社と共同で、中日国際共同イノベーション推進センターの東京事務所と福岡事務所を設立しました。これは、中日両国の貿易・経済におけるハイレベルな協力を推進する新たな手段となり、中日イノベーション協力の有効性をアピールする新たな窓口となり、中日企業・園区間の越境協力・ドッキングのための的確なサービスを提供し、国際的なビジネス機関とのグローバルな投資ルートを広げ、革新的なプロジェクト協力を推進し、新たな成果を実現し、北京の国際コミュニケーションセンター機能の建設を支援するものです。

中日モデル地区代表団は、フォーチュン500にも選ばれている伊藤忠商事株式会社を訪問しました。その際、同社のアパレル部門責任者である多木雅啓氏と会談を行いました。多木雅啓氏は「伊藤忠繊維北京は設立以来、中日モデル地区から大きな支援を受け、販売経路を拡大してきました」と述べ、また「今後も中日モデル地区のプラットフォームを活用し、素材・環境保護素材の開発に注力し、中国における産業レイアウトを拡大することで、協力分野を広げていきたい」と述べました。中日モデル地区に関連する責任者は、「中国市場には巨大な潜在力、豊富な応用シナリオ、豊富な科学技術革新資源があり、企業の発展にとって最大の便宜であります。伊藤忠グループが引き続き対中投資を拡大するとともに、中日モデル地区の開発・建設プロセスに参画し、中日産業協力の新たなモデルを共同で構築していくことを期待しています」と述べました。

新たな道に焦点を当て、手堅い技術を狙う。中日モデル地区と日本の半導体分野の一流技術チームとの協力も今回の成果の一つです。プロジェクト関係者は、第4世代半導体材料である6インチ高品質酸化ガリウム結晶作製とその設備技術プロジェクトを中日モデル地区で行う意向です。このプロジェクトは、中国における超精密加工とマイクロナノ製造の発展に独創的で新しい技術ソリューションを提供するもので、精密加工に残された基本的なフロンティア問題と装置設計・製造の問題を突破することに重点を置き、業界のギャップを効果的に埋めます。

科学と健康に焦点を当て、高度なリソースを開発。中日モデル地区におけるバイオ医療産業チェーンをさらに広げるため、代表団は幹細胞・再生医療研究開発の国際的リーダーである日本の九州再生医療センターを訪問しました。そこでは「幹細胞の抽出と培養、基礎研究と開発、応用」に焦点を当て、幹細胞の培養と研究プロジェクトの共同開発協力について合意に達しました。

事業団体への積極的な訪問 様々なレベル且つ他分野に渡る国際協力ネットワーク

より最適な地域産業チェーンの構築を促進し、多様なグローバルサプライチェーンネットワークを作成するため、中日モデル地区は、タイ・中国商工会議所、タイ・中国華僑総会、タイ・中国輸出入商工会議所、バンコク銀行、ゴールデンポンド工業団地などの主要パートナー組織と協力し、RCEPの国際経済協力条項を中心に、農業技術や越境貿易などの各分野でタイとの協力を強化し、産業チェーンとサプライチェーンの構成を促進し、多レベル・多分野にわたる経済貿易協力ネットワークの構築に協力しています。

在日華僑企業との協力をさらに深めるため、中日モデル地区代表団は日本中国商工会議所と日本北京商工会議所を訪問し、協力協定を締結し、華僑が北京に来てビジネスを展開するためにより効率的なサービスとより広い空間を提供することになりました。

また、中日モデル地区代表団は、在日中国人の厳浩氏が設立した日本EPSホールディングス株式会社を訪問しました。同社は医薬品開発の前臨床試験段階から完成薬の上市に至るまで、あらゆる面で事業を展開しています。会談の中で、双方は北京における「バイオ医薬品研究開発サービスの新ビジネス」の発展に焦点を当て、重要な合意に達しました。

海外の華僑と協力し 開かれた繁栄国家を建設する

6月24日、第16回世界華人企業家大会がタイのバンコクで開催されました。中日モデル地区はこの大会に招待され、世界50以上の国と地域から3000人以上の中国人ビジネスマンと200社以上の世界的企業の代表と討論・交流を行い、世界の中国人ビジネスマンに中日モデル地区を理解してもらい、この地区に定住するための「窓口」を開き、中日モデル地区の明るい未来を築き、創造するために、より多くの力を結集することになりました。このイベントは「協力の架け橋」を築き、より多くの力を結集し、中日モデル地帯の明るい新しい未来を築くことでしょう。

中国初のイノベーションをテーマとする国際協力モデル地区として、今回のタイと日本への出張の中で、多くの国際一流企業と華僑ビジネスマンに中日モデル地区について深く理解してもらえました。より多くの企業が中日モデル地区の建設と発展の有効性と巨大な発展の可能性を直感的に感じています。中日協力と交流のさらなる拡大に実りある成果を収めることができました。今後、中日モデル地区は定期的かつ的確に「外遊」し、グローバルな協力ルートを絶えず拡大し、企業家とイノベーティブな人材に国際一流のビジネスサービスを提供していきます。イノベーティブな企業に多様な製品応用のシナリオを提供し、市場リソースを結びつけ、画期的な協力プロジェクトを創造し、国際イノベーション協力の新たな土台を築いていきます。