au向けタブレット「Galaxy Tab S9 FE+ 5G SCT22」がAndroid 14に!


KDDIは23日、携帯電話サービス「au」において販売しているミッドハイレンジクラスの5G対応12.4インチAndroidタブレット「Galaxy Tab S9 FE+ 5G(型番:SCT22)」(Samsung Electronics製)に対して最新プラットフォーム「Android 14」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を2024年1月23日(火)に提供開始したとお知らせしています。

更新はタブレット本体のみで無線LAN(Wi-Fi)または携帯電話ネットワーク(4G/5G)によるオンライン経由(OTA)による方法のほか、パソコン(PC)に接続して実施する方法が用意されており、更新時間は本体のみの方法で約20分、PCを用いた方法で約90分、更新ファイルサイズは本体のみの方法で約2.0GB、PCを用いた方法で約6.1GBとなっています。なお、更新ファイルサイズが大きいため、Wi-Fiでのダウンロードが推奨されています。

更新後のビルド番号は「UP1A.231005.007.SCT22KDU1BWL3」で、ビルド番号は「設定」→「タブレット情報」→「ソフトウェア情報」にて確認可能です。主な更新内容は以下のように案内されていますが、合わせて独自ユーザーインターフェース「One UI 6.0」にアップデートされるとのことで、One UI 6.0についてはGalaxyの公式Webページ『One UI 6の新機能 | Samsung Japan 公式 JP』にてご確認ください。

<アップデート内容>
◯Android 14による機能・操作性の向上
・Android 14共通の特長について、詳細は下記よりご確認ください。
 OSアップデートとは?
 ※機種によっては一部機能に対応しない場合やメーカー独自の変更が加えられる場合があります。
◯Android 14以外の機能向上や操作性改善
・詳細は下記ページをご確認ください。
 One UI 6の新機能
 One UIとは

Galaxy Tab S9 FE+ SCT22はSamsungが展開する「Galaxy」ブランドにおける最新フラッグシップタブレット「Galaxy Tab S9」シリーズの廉価版の大画面モデル「Galaxy Tab S9 FE+」のau版で、通常版の「Galaxy Tab S9」や「Galaxy Tab S9+」、「Galaxy Tab S9 Ultra」がチップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を搭載したプレミアムモデルだったのに対し、Galaxy Tab S9 FE+ではSamsung製「Exynos 1380」を搭載して価格を抑えています。

Exynos 1380は日本でも販売されているスマホ「Galaxy A54 5G」にも搭載されているミッドハイレンジ向けSoCですが、それまでのExynos 13xxシリーズと比べるとかなり高性能化されており、CPUはオクタコア(2.4GHz Cortex-A78×4+2.0GHz Cortex-A55×4)、GPUはMali-G68 MP5で、ベンチマークアプリ「Geekbench v6」ではCPUがシングルコアで1000前後、マルチコアで2800前後、Computeで3000前後となっています。

主な仕様は約12.4インチWQXGA(2560×1600ドット)IPS液晶ディスプレイや10090mAhバッテリー、約1200万画素CMOS/超広角レンズのシングルフロントカメラ、約800万画素CMOS/広角レンズと約800万画素CMOS/超広角レンズのデュアルリアカメラ、8GB内蔵メモリー(RAM)および128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、USB Type-C(USB 2.0)、急速充電(最大45W)、Wi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.3、位置情報取得(A-GPSなど)、緊急速報メール、+メッセージ、AKGがチューニングを施したデュアルステレオスピーカー、ハイレゾ音源、Dolby Atmosなど。

一方でGalaxy TabシリーズとしてGalaxy Tab S9 FE+ 5G SCT22もSペンによるペン入力にも対応し、さらにGalaxy Tab S9などの上位機ではGalaxy Tab Sシリーズ初の防水・防塵(IP68準拠)に対応していましたが、Galaxy Tab S9 FE+ 5G SCT22も同様に本体だけでなくSペンも含めて防水・防塵(IP68準拠)に対応しています。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しており、対応周波数帯が以下の通り。

5G NR: n1, n3, n28, n41, n77, n78
4G LTE: Band 1, 3, 8, 18, 26, 28, 41, 42
3G W-CDMA: –
2G GSM: –

発売時にはAndroid 13がプリインストールされていましたが、今回、最新プラットフォームであるAndroid 14が提供開始されました。またGalaxyのAndroid 14では独自ユーザーインターフェース「One UI 6.0」も導入され、クイックパネルのボタンのレイアウトが一新されていたり、詳細クイックパネルがすぐに開いたり、明るさ調整がより手軽になったりなど、やりたいことを自分のやり方で思い通りにカスタマイズでき、日常の操作をパーソナライズして生産性を向上させながらデータを安全かつ確実に保護できるようになります。One UI 6の新機能や更新に際しての注意事項は以下の通り。

<One UI 6の新機能>
◯クイックパネル
・ボタンのレイアウトが一新
・詳細クイックパネルがすぐに開く
・明るさ調整がクイックに
・アルバムアート表示が充実
・通知のレイアウトが見やすく
・より鮮やかな通知アイコン
・時系列に通知を整理
◯ロック画面
・時計の位置変更
◯ホーム画面
 ・シンプルになったアイコンラベル
 ・両手を使ってドラッグ&ドロップ
◯マルチタスク
 ・ポップアップウィンドウが開いたまま
◯Samsung DeX
 ・タブレット向けの新DeXが登場
◯Windowsにリンク
 ・タブレットにも導入
◯Samsungキーボード
 ・新たな絵文字デザイン
◯コンテンツ共有
 ・写真のプレビュー
◯カメラ
 ・シンプルで直感的なデザイン
 ・カメラウィジェットのカスタマイズ
 ・ウォーターマークの配置オプション
 ・解像度設定へのクイックアクセス
 ・動画サイズのオプションが豊富に
 ・写真を水平にキープ
 ・品質の最適化
 ・動画向けの新たな自動FPSオプション
 ・エフェクトの適用が簡単に
 ・上下スワイプでのカメラ切り替えをオフに
 ・文書スキャンが簡単に
◯ギャラリー
 ・詳細ビューのクイック編集
 ・両手を使ってドラッグ&ドロップ
 ・切り抜いた画像をステッカーとして保存
 ・ストーリービューが充実
◯写真エディター
 ・レイアウトがさらに充実
 ・保存後のデコレーションを調整
 ・「元に戻す」と「やり直し」
 ・作成したステッカーへの描画
 ・新しいテキスト背景とスタイル
◯スタジオ(動画エディター)
 ・よりパワフルな動画編集
 ・タイムラインのレイアウト
 ・プロジェクトの保存と編集
◯動画プレーヤー
 ・レイアウトがさらに充実
 ・再生速度のコントロールが向上
◯天気
 ・新しいお天気ウィジェット
 ・より多くの情報を提供
 ・地図で現地の天気を簡単にチェック
 ・イラストレーションが充実
◯Samsung Health
 ・ーム画面の表示が一新
 ・水のカップサイズをカスタマイズ
◯カレンダー
 ・スケジュールをひと目で把握
 ・カレンダーでリマインダーを利用
 ・両手でイベントを移動
◯リマインダー
 ・見やすくなったリマインダーリストのビュー
 ・新たなリマインダーカテゴリー
 ・リマインダー作成のオプションが充実
 ・終日リマインダー
◯Samsungブラウザ
 ・バックグラウンドで動画再生
 ・大画面向けのタブリストを強化
 ・ブックマークとタブを両手で移動
◯スマートセレクト
 ・ピン留めしたコンテンツのサイズ変更とテキスト抽出
 ・拡大ビュー
◯モードとルーチン
 ・モードに合わせたユニークなロック画面
 ・新しいコンディション
 ・新しいアクション
◯スマートな提案機能
 ・新たな外観と雰囲気
 ・さらなるカスタマイズ
◯ファインダー
 ・アプリ向けのクイックアクション
◯マイファイル
 ・ストレージスペースを解放
 ・ギャラリーと音声レコーダーのごみ箱が一体化
 ・両手でファイルをコピー
◯Samsung Pass
 ・パスキーでの安全なサインイン
◯設定
 ・よりスマートな飛行機モード
 ・バッテリー設定へのアクセスが簡単に
 ・セキュリティの脅威をブロック
◯アクセシビリティ
 ・より見つけやすくなった視覚強化
 ・新しい拡大オプション
 ・カーソルの太さをカスタマイズ
 ・アクセシビリティについてさらに詳しく
◯デジタルウェルビーイング
 ・レイアウトがさらに充実
 ・週次レポートのコンテンツが充実

<注意事項>
・OSアップデートはお客さまの責任において実施してください。
・OSアップデートを行うとAndroid 13に戻すことはできません。
・OSアップデートにより、お客さまのauタブレットはAndroid 14に更新され、画面操作や機能が変更されます。
・アップデート中はメール送受信などすべての機能は操作できません。
・アップデートは本体の電池残量が十分な状態で実施してください。
・モバイルデータ通信を利用して本製品からインターネットに接続する時、ご利用の回線のご契約内容に応じたデータ通信料が発生します。ご契約内容によっては、データ通信量が月間データ容量を超えると、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなりますのでご注意ください。(通信速度の制限は、翌月1日に順次解除されます。)
・アップデートを行う際は通信が切断されないよう、電波が強く安定している状態で、移動せずに実施してください。
・アップデート中は、絶対に本体の電源を切らないでください。故障の原因となる場合があります。
・本体に登録された各種データや設定情報が変更されることはありませんが、お客さまの端末の状況などによりデータが失われる可能性がありますので、大切なデータは必ずバックアップを取ってから実施してください。
 Galaxy Tab S9 FE+ 5G SCT22 取扱説明書
 データお預かりアプリ
・アップデート実施後に初めて起動した時は、データ更新処理のため、数分から数十分間、動作が遅くなる場合があります。(所要時間は本端末内のデータ量により異なります。通常の動作速度に戻るまでは電源を切らないでください。)
・OSアップデート実施後に初めてauメールアプリ(@au.com/@ezweb.ne.jp)を起動した時は、数分から数十分程度データ更新処理を行うため、メールの閲覧、送受信ができません。(所要時間はメールの保存件数や容量により異なります。データ処理完了まで電源を切らないでください。)
・海外利用中はソフトウエア更新の機能を利用できない場合があります。
・Android 13で動作しているアプリケーションのAndroid 14上での動作は保証できません。アプリケーションの対応OSなどをご確認の上、OSアップデートを実施してください。

記事執筆:memn0ck

■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・エスマックス(S-MAX)
・Galaxy Tab S9 FE+ 5G 関連記事一覧 – S-MAX
・Galaxy Tab S9 FE+ 5G(ギャラクシー タブ エスナイン エフイープラス ファイブジー)SCT22 OSアップデート情報 | 製品アップデート情報 | au