AppleがiPhoneやiPadなど向けiOS 16.7.4とiPadOS 16.7.4をリリース!


Appleは19日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」において前バージョン「iOS 16」や「iPadOS 16」の最新版「iOS 16.7.4(20H240)」および「iPadOS 16.7.4(20H240)」を提供開始したとお知らせしています。

対象機種はiOS 16やiPadOS 16の対応機種でiPhone 8以降およびiPhone SE(第2世代)以降、iPad(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Pro(全モデル)のうちの次の最新メジャーバージョン「iOS 17」や「iPadOS 17」に対応していない機種となります。

具体的にはiPhone XやiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPad(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第1世代)、9.7インチiPad Pro向けとなり、これらの製品にて無料で更新可能となっています。変更点はプリインストールされているApple製アプリを削除した場合に再インストールできない問題などの不具合を修正しているとのこと。

なお、iOS 16.7.4およびiPadOS 16.7.4では少なくともCVEに登録されている脆弱性の修正は含まれていません。その他、すでに紹介しているように同時にiOSは最新バージョンのiOS 17.2.1がリリースされているほか、パソコン「Mac」向け「macOS 14.2.1 Sonoma」、Webブラウザー「Safari 17.2.1」なども配信開始されています。

Appleでは2021年に提供開始したiOS 15およびiPadOS 15から一定期間は次の最新バージョンに更新せずに既存のバージョンに留まる機能を提供しており、今年も最新のiOS 17やiPadOS 17が配信開始されましたが、引き続いてしばらくiOS 16やiPadOS 16で使う場合を対象に脆弱性や不具合を修正するソフトウェア更新を提供しており、今回、iOS 16・iPadOS 16の最新バージョンとなるiOS 16.7.4およびiPadOS 16.7.4を提供開始しました。

なお、iOS 17やiPadOS 17の対象機種の場合には前回のiOS 17.2およびiPadOS 17.2からiOS 16.7.3およびiPadOS 16.7.3へのアップデートが選べなくなっています。更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行います。

なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone XではiOS 16.7.3からなら195.9MBとなっています。その他、更新は従来通りにiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

iOS 16.7.4
This update fixed an issue where built-in Apple apps that have been deleted may not reinstall.

iPadOS 16.7.4
This update fixed an issue where built-in Apple apps that have been deleted may not reinstall.

記事執筆:memn0ck

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