2023年おしまい!今年、筆者が散財購入した端末たちを紹介します。


どうも、筆者としてはお久しぶりのコラム記事でございます。2023年もモバイル・ガジェット関連においては一部国内メーカーの撤退・再編成や昨今の円安を反映した端末価格の高騰に、総務省の定める端末販売値引き規制の新ルール開始などといった多くのニュース・出来事がありました。

さて、今回は筆者の2023年最後の記事ということで、本年中に購入した端末たちを購入順に紹介していこうと思います。

今年は筆者個人としても大きい出来事があったため、それを睨んだ選択で購入したものもあり、参考になるかどうかはともかく、ネタ的に喜んでいただければと思います。

それでは、さっそくご覧ください。

GPD WIN MAX2(LTEモデル):GPD製(2023年1月購入)


「GPD WIN MAX2」ゲーミングモデルなのでスペックはやたらに高い

2023年の最初に購入したガジェットはゲーミングモデルのモバイルPC、GPD WIN MAX2でした。実は筆者は2023年中、2回ほど入院しており、入院中にベット上で使える小型でなるべく性能の高いモバイルPCを欲していました。

そんな中、秋葉原のハイビームというゲーミングモデルのモバイルPCなどを多数扱うお店にて本機に遭遇。SIMスロットを搭載し、LTE回線が利用できるモデルに在庫があるということで購入しました。

スペックは高く、CPUにはAMD RYZEN7 6800U(最大周波数4.7GHz:8コア/16スレッド)に動作メモリーは32GB RAMとスタンダードなノートPCを大きく凌駕するものとなっています。(筆者が購入したのは2022年モデルで、その後CPUなどを刷新した2023年モデルが発売されました)

購入後、実際に2度の入院の際に持ち込み、病室で艦これを遊ぶのに作業や仕事をするのに大いに役立ってくれました。


入院生活の心強い1台でした

なお現在、左スティックが不具合を起こしていたため修理に出しており、つい先日見積もりが届いたことから、戻ってくるのは年明けになりそうです…(涙

【国内正規版】GPD WIN Max 2 (6800U) 16GB/1TB+LTE
GPD
2022-12-24


+F FS050W:富士ソフト製(2023年2月購入)


5G SAにも対応した貴重なノンキャリアモデルのモバイルWi-Fi

2月に購入したのは富士ソフト製の5G対応モバイルWi-Fiルーターの「+F FS050W」でした。ノンキャリア(オープンマーケット向け)モデルとしては今でも数少ない5Gに対応したルーター端末で、電源に接続してのバッテリーレス運用も可能であるなど、過去の富士ソフト製モバイルルーター同様に幅広い用途と利用シーンに対応しているのが特徴です。

物理SIM+eSIMのデュアル仕様という組み合わせも便利で、楽天モバイルなどのデータ無制限回線との相性は抜群。据え置きルーターや車載機としても大活躍してくれるはずです。

富士ソフト(Fujisoft) 5G対応Wi-Fiモバイルルーター +F FS050W
富士ソフト
2023-02-15


Unihertz Luna:Unihertz製(2023年3月購入)


背面がカラフルに点灯するミドルレンジ。問題はその重量であったり…

続いて購入したのはQWERTYキーボード搭載やタフネスモデルでお馴染みのUnihertzが発売したスマートフォン「Unihertz Luna」。

背面側が様々な色で点灯させられるという点は非常にユニークで、実際に所有感を満たせる端末でした。

問題はその本体重量で、Helio G99を搭載したバータイプのミドルレンジスマホで実測300g超えは、持ち歩きはかなり厳しかったと思います。

背面が点灯するスマホとしてはNothing Phoneシリーズがありますが、筆者の感想としては「上品に規則正しく洒落たイメージで光るのがNothongで、香港の街のネオンの用に雑多でカオスだけれども、それがまた魅力がLuna」といったところでしょうか。


コンセプトは面白いと思うんですけど、持ち歩くのを躊躇う重量がネックです…

Unihertz Luna ブラック 透明バックデザインな発光4Gスマートフォン 108MPカメラ 5000mAhバッテリー Android 12スマホ カラーストリ 8GB RAM + 256GB ROMストレージップ LEDライト 6.81インチフルスクリーンディスプレイ
Unihertz


AQUOS R8 Pro SH-51D:シャープ製(2023年8月購入)


シャープのAQUOSスマホ最上位のカメラフラグシップモデル

夏にはシャープのAQUOSスマートフォンの上位ブランド「AQUOS R」シリーズの新モデル「AQUOS R8 Pro(SH-51D)」を購入。

メーカー最上位のフラグシップハイエンドの名に恥じない高いスペックと、Leica協業による研ぎ澄まされたカメラ機能で非常に完成度の高い1台となりました。

今回のAQUOS R8 Proに関してはあまりにも気に入りすぎて、「別売りの本機専用ケースをディスプレイ保護フィルムなどを製作・販売しているPDA工房さんに特注でデコレーションシートを発注して作ってもらう」までしてもらいました。

もちろん、今でも第一線で活用しており、所有欲も使い心地も満足なスマホとして持ち歩いています。

Zenfone10:ASUS Tek製(2023年9月購入)


実は非常に珍しい小ぶりなハイエンドというAndroidスマホ。筆者が購入したのは勿論レッドでした。

9月にはASUS Tek製のハイエンドモデルスマホ、「Zenfone10」を購入しました。昨年発売のZenfone9に引き続き、片手でちょうど持ちやすい若干小ぶりの本体ボディにフラグシップ級のチップセットを搭載した貴重なスマートフォンで取り回しの良さと性能の高さを両立させているのはお見事。

非常に平均点の高いモデルでありながら、最小構成では10万円以下(94,800円〜)であるなど、ハイコストパフォーマンスな点も見逃せません。

筆者個人的には2023年購入のスマホとしてはベスト1に入る端末だと思います。

ASUS スマートフォン Zenfone 10 【日本正規代理店品】スターリーブルー ZF10-BL8S256/A docomo/au/SoftBank/Y!mobile/ahamo/povo/LINEMO/楽天モバイル 回線対応 5.9型ワイド 防水/防塵(IP65/IP68) 5G / イヤホンジャック ×1 / FeliCa おサイフケータイ
ASUS
2023-09-08


iPlay 50 mini Pro:ALLDOCUBE製(2023年9月購入)


実用レベルのスペックをもつ8インチ台Androidタブレットという貴重な存在

2度目の入院から退院して間もなく購入したのが、こちらのタブレットです。いわゆる安価に売られている「中華タブ」と呼ばれるタブレットなのですが、SoCにHelio G99(MediaTek製の4G世代最上位のチップセット)を搭載していたり、動作メモリーが8GB RAM(+8GBの仮想拡張可能)とミドルレンジのスマホ並みの性能を持っており、適切に設定を見直せばそれなりにゲームアプリも遊べてしまうのがポイントです。

10インチ台タブレットほど嵩張ることもなく、軽量なためワイモバイルのシェア子回線のSIMを挿して、電子書籍リーダーとして活用しています。

搭載しているカメラの品質がお世辞にお世辞を重ねても良いとは言えないレベルですし、指紋どころか顔認証にすら対応していませんが、クーポン込み2万円以下で購入可能(現在はWidwvine L1対応のマイナーチェンジモデルも2万円ちょっとで発売中)なので、割り切りで使うには十分ではないでしょうか。

ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFE 8.4インチタブレット HelioG99 8コアCPU WidevineL1 1920×1200FHD+ In-Cellディスプレイ 16GB(8+8仮想) 256GB 512GB拡張 Android13アンドロイドタブレット4G LTE WiFi GPS Bluetooth OTG GMS認証 5/13MPカメラ
ALLDOCUBE


Jelly Star:Unihertz製(2023年9月到着)


スケルトンボディに光る背面だけでも珍しいのにコンパクトスマホでもあるという属性てんこ盛り端末

2023年9月にはクラウドファンディングで出資していたUniherz製の「Jelly Star」が到着。本体スペックとしてはミドルレンジ相当ながら、ディスプレイサイズが小さい為からか画面解像度抑えめで、体感的にはカタログスペック以上の快適さで動作してくれます。

特徴はやはりその半透明のスケルトンボディと背面がLEDで点灯機能で、同社のLunaと同じように通知機能やグラフィックイコライザ的に使うことが可能なモデルとなっています。

付属のクリアカバーにはストラップ穴が用意されているなど身に着けての利用にピッタリで、筆者はウォーキングのお供として利用しています。

なお、本機のレビュー記事掲載時にはまだありませんでしたが、現在新しいカラバリとして「ブラック」(黒)が新たに追加されています。こちらもグラファイト風でかなり格好いいので、興味のある方はチェックしてみましょう。

Unihertz Jelly Star 世界最小のAndroid 13スマートフォン 透明デザインとLEDライトNFC OTG (黒)
Unihertz


TORQUE G06:京セラ製(2023年10月購入)


一回り小さくなり、アウトドアユーザーのみならず普段使いでも十分に使えるようになった進化っぷりが熱い1台。

10月には京セラ製のau向けタフネスモデルTORQUE G06を購入。筆者はUQモバイルで使うため(UQのSIMを挿してセットアップすると、UQ関連アプリがプリインストールされる仕様になっています)、量販店にて端末のみで購入しました。

筆者はそのタフネス性と毎回カラバリにレッドがあることから本シリーズにはすっかり惚れこんでおり、本モデルも当然のように購入しています。

本格的なゲームアプリなどで遊ぶにはアプリ側の画面設定などを見直す必要がありますが、ゲーム系アプリ以外については特に問題なくそのままサクサクと動作し、カメラ機能も京セラ製のスマホでは過去1番のレベルで改良されています。

抜群の耐久性にバランス良く平均点高めなスペックで満足度の高い、実は広くオススメできるスマホではないかと思います。

MODE1 RETROII:P-UP World製(2023年10月購入)


自由にアプリのインストール可能なAndroid OSにテンキーがついた令和のスマートケータイ

10月にはピーアップワールド製のテンキー搭載のAndroidスマートフォン「MODE1 RETROII」を購入。過去にはテンキーを搭載したAndroidスマートフォンは大手メーカー含めていくつかありましたが、本機は本当に久しぶりの登場で「このタイプじゃないとダメなんだ」というユーザーにとっては待望のモデルになったと思います。

筆者はガラホの端末からの移行に本機を購入しましたが、機能面では満足、ユーザビリティではちょっと物足りない(使いにくさがある)という感じでしょうか。

とはいえ、そこは自由にカスタムのできるAndroidです。既に移行から3か月ほどになりますが、徐々に「自分なりのカスタマイズ」にも慣れてきて楽しく使っています。

本機もさらにブラッシュアップされた後続モデルが楽しみの1台となりました。


PUP|ピーアップ 『ガラケー』型SIMフリースマートフォン『Mode1 RETRO II(レトロツー)』mediaTek Helio G85 タッチスクリーン3.5インチ メモリ/ストレージ:4GB/64GB nanoSIMx2 ドコモ/au/ソフトバンク USB Type-C シープホワイト MD-06P

TCL 40 NXTPAPER 4G:TCL製(2023年12月購入)


電子ペーパーの特徴を再現した特殊なディスプレイ搭載のグローバルモデル

2023年の最後に購入したスマホはTCL製の日本未発売のモデル「TCL 40 NXTPAPER 4G」でした。

こちらは端末スペックこそ4G世代のミドルレンジ相当の性能ながら、他のスマホにない特徴として「カラー電子ペーパーの表示と画面の手触りを液晶画面上で再現した特殊なディスプレイ」にあります。

液晶ディスプレイでありながらカラー電子ペーパー(いわゆるE-ink)の特徴を再現しており、目に負担をかけにくい色使いでのWebブラウジングやモノクロによる画面表示。そしてそれらの電子ペーパーモードで動画の閲覧やゲームアプリも利用できるという変わり種です。

防水防塵などの機能がないためそのままでは難しいかもしれませんが、5Gモデルも存在しているので是非とも国内向けに仕様と機能を整えてリリースして欲しい1台だと思います。

・まとめ
というわけで、2023年中に購入した端末は全部で10台でした。振り返ってみると、やはり特徴的な機能を有していたり、独特な外観などを持った端末など個性が強い端末が多かったかな、という感じでしょうか。

2024年にはどういった端末が登場して僕たちをワクワクさせてくれるのか大変に楽しみですね。

来年も、僕や皆さんの心にグっとくるようなスマホや端末に出会えますよう願いつつ今年の記事の締めとさせていただきます。

皆さま、良いお年を!!

記事執筆:河童丸

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