エイスースが高性能なSIMフリースマホ「Zenfone 10(型番:AI2302)」を日本で9月8日発売!


ASUS JAPAN(以下、エイスース)は6日、最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Zenfone 10(型番:AI2302)」(ASUSTeK Computer製)のメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)を日本のオープン市場にて2023年9月8日(金)に発売すると発表しています。また発売に先立って9月6日(水)11時より予約販売を開始しています。

日本で販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)および内蔵ストレージの違いによって複数あり、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格および公式Webショップ「ASUS Store」や「ASUS Store 楽天市場店」では8GB RAM+128GBストレージモデルが99,800円、8GB RAM+256GBストレージモデルが112,800円、16GB RAM+512GBストレージモデルが134,800円となっています。

本体色は8GB RAM+128GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF10-BK8S128)の1色、8GB RAM+256GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF10-BK8S256)およびコメットホワイト(型番:ZF10-WH8S256)、スターリーブルー(型番:ZF10-BL8S256)、エクリプスレッド(型番:ZF10-RD8S256)、オーロラグリーン(型番:ZF10-GR8S256)の5色、16GB RAM+512GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF10-BK16S512)およびスターリーブルー(型番:ZF10-BL16S512)の2色がラインナップされています。

販路はASUS Store以外にもAmazon.co.jpやビックカメラ、エディオン、ひかりTVショッピング、Joshin、コジマ、ノジマ、ソフマップ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラといった量販店やECサイトにて販売されます。なお、Zenfone 10は昨年発売された前機種「Zenfone 9(型番:AI2202)」と同様に防水・防塵(IP68準拠)に対応しているほか、日本向け製品では同じくZenfone 9に続いて日本でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。

また合わせてZenfone 10専用別売アクセサリーとしてアプリとも連携してキックスタンドを広げたときに指定したアプリを自動起動できる便利なスマートスタンド「Connex Smart Stand」やケース「Connex Case」、カードホルダー「Connex Card Holder」といったアクセサリー3点がセットになった「Zenfone 10 Connex Accessories Set」(ブラック「型番:ZF10_CONNEX_BK」が販売され、希望小売価格およびASUS Storeでの価格は5,280円となっています。

さらにASUS StoreではZenfone 10の発売を記念して購入で30日間の返品保証キャンペーンおよびZenfone 10本体と専用アクセサリーを同時購入で15%から割引になる「Zenfone 10 同時購入キャンペーン」( https://jp.store.asus.com/store/asusjp/ja_JP/list/categoryID.5271911700 )を開催するとのこと。

Zenfone 10はASUSが展開する「Zenfone」ブランドの新しいフラッグシップスマホで、昨年発売された前機種のZenfone 9や一昨年発売された前々機種「Zenfone 8」に続いて近年のハイエンドスマホの大型化に対して片手で操作しにくいといった問題からサイズを横幅70mm前後が片手操作できる限界だと再定義した後継機種として小型&高性能を継承しています。

外観はデザインがZenfone 9を踏襲しており、引き続いて独自開発されたテクスチャー処理された表面素材のおかげで手触りが非常に良く、非常にタフで快適でありながらグリップ力がある上、指紋も付きにくく、傷がつきにくくなっているとのこと。また本体色がZenfone 10の4色からZenfone 10では5色に増えました。サイズは約146.5×68.1×9.4mm、質量は約172gと、Zenfone 9から若干だけ厚く重くなりました。

機種 Zenfone 10 Zenfone 9
大きさ 約146.5×68.1×9.4mm 約146.5×68.1×9.1mm
重さ 約172g 約169g

本体カラーはZenfone 10のデザインや質感に合う個性的な色が揃えられ、Zenfone 9にて人気だったミッドナイトブラックとスターリーブルーに加え、新色のオーロラグリーン、コメットホワイト、エクリプスレッドから好みに合わせて選択でき、各色の名前にはミッドナイト(真夜中)はスターリー(星が散りばめられた)、オーロラ(極光)、エクリプス(皆既日食)、コメット(彗星)といった宇宙に関係したネーミングがされており、地球環境に配慮しているZenfone 10に即しているとのこと。

なお、Zenfone 10におけるサステナブルな資源循環と環境保全に向けた取り組みとして外箱と一部モデルの背面にエコ素材が使用されており、古紙パルプでつくられた外箱には生分解されやすい大豆インキを使用され、100%リサイクルが可能となっているほか、従来のインクの原料である石油を使用しないことで二酸化炭素(CO2)の削減にも貢献しており、新色のオーロラグリーンおよびエクリプスレッド、コメットホワイトの本体背面素材にはバイオマス由来のポリカーボネートを採用し、ポリカーボネート1Kg使用毎に石油化学原料使用量50%削減と、CO2排出量を約2Kg低減しているとのことです。

ディスプレイは左上にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約5.9インチFHD+(1080×2400ドット)AMOLED(有機EL)となっており、有機ELパネルはSamsung Display製で、新たにリフレッシュレートがZenfone 9の最大120HzからZenfone 10では最大144Hzに向上し、引き続いて明るさ1100nits、HDR10+、Delta-E<1、DCI-P3 112%、NTSC 107%、sRGB色空間151.9%などをサポートしています。

また画面は強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われ、引き続いて防水・防塵(IP68)やおサイフケータイ(FeliCa)、マイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)にも対応し、パンチホール部分にはフロントカメラを内蔵し、顔認証に対応しています。一方、Zenfone 8では画面内指紋センサーでしたが、Zenfone 10ではZenfone 9と同様に右側面の電源キー部分に内蔵された「ZenTouch」となっており、タッチセンサーも兼ねているのでスクロールなどの各種操作にも対応しました。

カメラの構成は以下のようになっており、リアカメラのメインセンサーはソニー製「IMX766」を採用してRGBWセンサーとなっており、暗いところでも明るく綺麗な写真や動画が撮影できるようになっているとのこと。またメインカメラは従来までの光学手ブレ補正(OIS)に加えて6軸ジンバルも引き続いて搭載して新たにジャイロセンサーを用いて動作検出する新機能の「Adaptive EIS」に対応した「6-Axis Hybrid Gimbal Stabilizer 2.0」となり、さらにブレのないより滑らかな動画撮影が可能となっています。

<フロントカメラ>
・約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1、RGBW)+広角レンズ(F2.4、35mm換算で29.4mm相当)

<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(1/1.56型、1画素1.0μm、4in1、2×2 OCL PDAF、Sony製「IMX766」)+広角レンズ(F1.9、35mm換算で23.8mm相当、OIS、6軸ジンバル)
・約1300万画素CMOS(Sony製「IMX363」)+超広角マクロレンズ(F2.2、35mm換算で12.5mm相当、画角120°)

またフロントカメラにもRGBWセンサーを使用した約3200万画素CMOSの広角カメラが搭載され、RGBWセンサーの採用によって室内や暗い環境下でも明るく高画質な自撮りが可能になり、被写体をより明るく鮮明かつ立体的に映し出すことが可能で、従来のRGB画素に白画素が追加されているため、Zenfone 9と比較して光の取り込みが約67%向上、ノイズが約50%低減されており、薄暗い環境での全体的な画質が向上しています。

チップセット(SoC)は新たに最新のQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」を搭載し、特にZenfone 10では最大3.2GHzの高クロック版なSnapdragon 8 Gen 2(型番:SM8550)を搭載しており、GPUは「Adreno 740」、RAMはLPDDR5、ストレージはUFS4.0と非常に高速なシステムとなっており、発熱による性能劣化に対応するために大型のベイパーチャンバーや熱を拡散させる銅板と熱を遮るグラファイトシートで挟んだ冷却システムを備え、熱が上がりすぎないようにしているということです。

加えてZenfone 9と同じく4300mAhバッテリーを搭載し、SoCなどの省電力化などによって電池持ちはZenfone 9よりも12.9%も向上しているということで、急速充電(最大30W)やQi/EPP規格準拠のワイヤレス充電(最大15W)にも対応しています。連続動作時間はWi-Fiで約13.4時間、4Gで約13.9時間、5Gで約12.2時間、連続通話時間はVoLTEで約3180分、3Gで約1980分、連続待受時間は3Gで約242時間、4Gで約285時間、5Gで約276時間、充電時間は有線で約94分、ワイヤレスで約130分。

さらに小型なのに3.5mmイヤホンマイク端子も搭載し、Qualcomm製スマートアンプ「WSA8835」を搭載したマルチマグネットデュアルステレオスピーカー(本体上部に10×12mm、本体下部に11×15mmのスーパーリニアスピーカーを搭載)によってより大きくより深く歪みの少ない音響効果を実現。加えてDirac HDサウンドやQualcomm aptX Adaptive・Losslessもサポート。

その他の仕様ではWi-Fi 6EやWi-Fi 7に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.3、NFC、FMラジオ、USB Type-C端子(USB 3.1)、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、ジャイロスコープ、ホールセンサー、電子コンパス、位置情報取得(GNSS、デュアルバンドGPS・Galileo・QZSS、トリプルバンドBDS、Glonassなど)。OSはAndroid 13ベースの独自ユーザーインターフェイス「ZenUI 10」をプリインストール。

携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域で異なり、対応周波数帯の違いによって「AI2302_A」および「AI2203_B」の2モデルがあり、それぞれ以下の対応周波数帯となっており、SIMはnanoSIMカード(4FF)のスロットが2つのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しています。また同梱品はUSB C to Cケーブルおよび保護ケース、SIMピン、説明書などの紙類となっています。

5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n20, n28, n38, n41, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18/
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

記事執筆:memn0ck

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