最新プレミアムスマホ「Galaxy S23 Ultra」のオープン市場向けメーカー版と見られる「SM-S918Q」が技適取得!


電気通信端末機器審査協会(以下、JATE)は16日、日本の電気通信事業法に基づく技術基準適合認定認証(いわゆる「技適」)における端末適合認定機器の「令和5年3月16日〜令和5年3月31日 認証」を公開しました。

認証された機器の一覧にはSamsung Electronics(以下、Samsung)の未発表型番「SM-S918Q」が2023年3月28日(火)に通過したことが記載されており、型番から最新プレミアムスマートフォン(スマホ)「Galaxy S23 Ultra」であることがわかります。認証番号は「DF23-0049001」。

一方、Galaxy S23 Ultraのメーカー型番は「SM-S918*(*は任意の英字など)」となっており、すでに発売されているNTTドコモ向け「Galaxy S23 Ultra SC-52D」やau向け「Galaxy S23 Ultra SCG20」は「SM-S918JPN」(またはNTTドコモ向けが「SM-S918D」、au向けが「SM-S918J」)であり、仮に楽天モバイル向けがあるとするなら「SM-S918C」となるはずです。

またGalaxy S23 Ultraの日本向け製品が発表される前に旗艦店「Galaxy Harajuku」で先行展示されていたグローバル向け製品は「SM-S918U」となっており、日本の電波法に基づく技術基準適合証明・工事設計認証(いわゆる「技適」)は無線LAN(Wi-Fi)のみを取得していることが総務省によって公開されています。

さらに過去に日本のオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリー」製品)として発売されたフォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold2 5G Thom Browne Edition」の型番が「SM-F916Q」と末尾が「Q」だったことを考えると、このSM-S918Qもオープン市場向けメーカー版として発売される可能性が高そうです。

ただし、これまでに末尾「Q」は「Galaxy S20 Ultra 5G」のときにも「SM-G988Q」がau向け「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」と同一製品としてBluetooth認証を取得してたものの、発売には至っていないため、必ずしも発売されるとは限らないかもしれませんが、今回はBluetooth認証ではなく技適なので発売されると期待したいところです。

Galaxy S23 Ultraは「Galaxy」ブランドにおけるフラッグシップモデル「Galaxy S」シリーズの最上位となるプレミアムな最新機種で、日本では昨年のNTTドコモやauから発売された「Galaxy S22 Ultra」に続いての投入となると見られ、大まかなデザインや製品コンセプトはGalaxy S22 Ultraを継承しつつも着実なスペックアップが施されています。

これまで通り、SペンやUWBにも対応し、新たにチップセット(SoC)には最新のQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を搭載したほか、リアカメラには約2億画素CMOSセンサー「ISOSELL HP2」を採用してGalaxyが誇る革新的なAIを搭載した最先端のカメラ機能によってまるで映画のようなクオリティーで夜間撮影ができる「ナイトグラフィー機能」などを備え、創造性をより自由に発揮することが可能となります。


NTTドコモ版「Galaxy S23 Ultra SC-52D」のカラーバリエーション


au版「Galaxy S23 Ultra SCG20」のカラーバリエーション

またこれまでの日本向け製品では6GHz帯の無線LANであるWi-Fi 6Eには非対応でしたが、Galaxy S23 Ultraでは日本市場向け製品では初めて発売時点で対応しています。その他の仕様はワイヤレス充電やワイヤレス給電、5000mAhバッテリー、防水・防塵(IP68)、画面内指紋センサー、顔認証、240Hzタッチサンプリングレート、NFC Type A/B、Bluetooth 5.3、Android 13/One UI 5.1など。サイズは約163×78×8.9mm、質量は約234g。リアカメラの構成は以下の通り。

・約2億画素CMOS(1画素0.64μm、Dual Pixel AF)/広角レンズ(F1.7、画角85°、焦点距離23mm、OIS)
・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm)/超広角レンズ(F2.2、画角120°、焦点距離13mm)
・約1000万画素CMOS(1画素1.0μm)/望遠レンズ(F2.4、画角36°、焦点距離69mm、OIS、光学3倍)
・約1000万画素CMOS(1画素1.0μm)/超望遠レンズ(F4.9、画角11°、焦点距離230mm、OIS、光学10倍)

本体カラーはNTTドコモ版およびau版ともに通常モデルがグリーンとクリームの2色、オンライン限定モデルがファントム ブラックの1色のみとなっています。また日本向け製品では前述通りにおサイフケータイに対応しており、さらに日本向け製品はこれまで背面のロゴが「GALAXY」となっていましたが、新たに「SAMSUNG」となりました。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご確認ください。

・Samsung、新フラッグシップスマホ「Galaxy S23」と「Galaxy S23+」、「Galaxy S23 Ultra」を発表!S23とS23 Ultraは日本でも発売へ – S-MAX
・新プレミアムスマホ「Galaxy S23 Ultra」がNTTドコモとauから4月20日に発売!予約受付中。オンライン限定で512GBや1TBも販売 – S-MAX
・新プレミアムスマホ「Galaxy S23 Ultra」を写真と動画で紹介!NTTドコモ版「SC-52D」とau版「SCG20」が発売。512GBや1TBも【レビュー】 – S-MAX

[Galaxy S23 Ultra SC-52D]
5G NR: n3, n5, n28, n41, n77, n78, n79, n257
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 18, 19, 20, 21, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42, 66
3G W-CDMA: Band I, V
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

[Galaxy S23 Ultra SCG20]
5G NR: n3, n28, n41, n77, n78, n79, n257
4G LTE: Band 1, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 18, 19, 20, 21, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42
3G W-CDMA: Band I, V
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz


ドコモオンラインショップにて「購入履歴」→「予約内容の確認・修正・キャンセル」→「予約内容」にて入荷状況を確認したところ

記事執筆:memn0ck

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