次期廉価スマホ「Google Pixel 7a」と見られる製品がFCCを通過!正式発表も近いか。画像はPixel 7・7 Pro


米連邦通信委員会(FCC)は27日(現地時間)、Googleの未発表な5Gに対応したスマートフォン(スマホ)「GHL1X」および「G82U8」、「GWKK3」、「G0DZQ」が2022年12月20日(火)より認証を順次取得していることを公開しています。

FCC IDはGHL1XおよびG82U8が「A4RGHL1X」、GWKK3が「A4RGWKK3」、G0DZQが「A4RG0DZQ」。ともにBluetooth 5.2やWi-Fi 6E(IEEE802.11ax準拠の6GHz帯)を含む無線LAN、NFC、5G NRや4G LTE、3G W-CDMA、2G GSMで認証を取得しており、G0DZQについては5Gのミリ波にも対応しています。一方でワイヤレス充電(WPT)の認証はありません。

Googleが展開する「Pixel」ブランドのスマホについては例年通りに廉価版「Pixel 7a」の他にフォルダブルスマホ「Pixel Fold」(仮称)の噂も出ていますが、フォルダブルスマホは最上位機になると予想されるため、ワイヤレス充電に対応していないと思われるほか、上位機「Pixel 7 Pro」や「Pixel 6 Pro」が対応するUWBにも対応しているのではないかと予想され、これらの製品がUWBに対応していないことからPixel 7aなのではないかと推測しています。


FCCによるGHL1Xの認証

Googleでは2019年5月に「Pixel」シリーズのスマホでは初の廉価版「Pixel 3a」および「Pixel 3a XL」を発売し、その後も毎年初夏〜夏の時期に廉価版を投入してきており、今年も昨年発売したフラッグシップスマホのPixel 7やPixel 7 Proの廉価版としてPixel 7aが登場すると見られています。

そうした中で今回、FCCにてPixel 7aと見られる製品が登録されており、順調に開発が進んでいると思われます。これまでの噂ではPixel 7aもPixel 7やPixel 7 Proと同じく独自開発のチップセット(SoC)「Tensor G2」を搭載していると言われており、Pixel 6aがPixel 6やPixel 6 Proと同じ「Tensor」を搭載して性能はそのままでしたので、Pixel 7aもPixel 7やPixel 7 Proの性能を引き継ぐのだろうと思われます。


FCCによるGWKK3の認証

噂ではPixel 7aはSoC以外はPixel 6aのマイナーチェンジとなると言われており、Pixel 7シリーズがPixel 6シリーズをほぼ踏襲していたこともあってデザインもPixel 6aを受け継ぐと考えられる一方、リアカメラが強化されて広角カメラと超広角カメラのデュアル構成となり、メインセンサーは1/1.3インチのSony製「IMX787」を採用するとされています。一方、噂では廉価モデルとして初のワイヤレス充電に対応するのではないかと言われていますが、少なくとも現時点でのFCCの認証情報ではワイヤレス充電に対応していないようです。

なお、Googleでは5月に開発者向けイベント「Google I/O 2023」を開催すると見られ、過去のケースから考えると、このイベントでPixel 7aを発表する可能性は高そうです。イベントではその他にもスマホなど向けプラットフォーム「Android」の次期バージョン「Android 14」の新機能などについて紹介されると見られています。


FCCによるG0DZQの認証。ミリ波にも対応

記事執筆:memn0ck

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