広島の街に残る被曝遺産を地元ガイドと自転車で巡るピースツアー【ひろしま エナジー旅体験ツアー】


広島市内の高級料理店「肉割烹まさ㐂」で腹ごしらえをしたあとは、「広島の街に残る被曝遺産を地元ガイドと自転車で巡るピースツアー」だった。今回は、株式会社mintによる「sokoiko! サイクリングツアー 〜Roots of Hiroshima〜 スタンダード」というコースの一部のみを体験した。

■サイクリングしながら、広島の歴史を学ぶ
本ツアーの最大の魅力は、ガイドブックに載ってない旅が楽しめること。ツアーは、元安橋からスタートした。目の前に見える原爆ドームは、もともと広島県産業奨励館と呼ばれており、原爆が投下されるまでは、外国人観光客が多く訪れていたというから驚きだ。

原爆ドームについて語る、株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏

広島の中心地はもともと海であり、江戸時代の干拓によって生まれた土地だ。その後も埋め立てが繰り返され、現在の広島となった。昔は、海運輸送が盛んであり、広島は非常に栄えていた。

黄色と赤色の線がサイクリングツアーのルート

広島平和記念公園の広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)から見える原爆ドーム。このラインは「平和の軸線」と呼ばれ、今も引き継がれている。

平和の軸線について語る、株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏

広島平和記念資料館には、原爆に関する資料が集められている。

左からHITひろしま観光大使 浜野哲夫氏、株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏、株式会社mint Sokoiko!広島マネージャー 福原信太郎氏

広島平和記念資料館から自転車に乗り、広島のさまざまな場所をめぐった。

今回のツアーで乗った、電動アシスト付き自転車

原爆の爆風により変形した窓枠。原爆が如何に強力な爆弾であったかをうかがい知ることができる。

鉄の窓枠が無残に折れ曲がっている

株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏によれば、今回が歴代で一番多い人数のツアーとのこと。最後尾が見えない。

サイクリングツアーの様子

見どころのひとつである広島電鉄の車両基地。650形電車は「被ばく電車」といわれ、全国的に有名とのこと。奇跡的に651号と652号の2両を同時に見ることができた。これらの車両は現在も、朝のラッシュ時に利用されている。

652号を目の前で見ることができた。奥には651号も見ることができる

地元の人でも知る人が少ないオブジェ「祈りの手」は、木々の中に埋もれている。原爆後に植樹した木々により、現在の状態になったとのこと。

オブジェ「祈りの手」

原爆ドームの右奥に見えるのが、有名な観光名所の「おりづるタワー」だ。

現在の原爆ドームの姿

ガイドブックに載ってない旅 – sokoiko! – Cycling tour 代表の石飛聡司氏が語る!サイクリングツアーの魅力

YouTube:https://youtu.be/5LBTAoUdTsk

<詳細情報>
名称:株式会社mint
住所:〒507-0901 広島市中区土橋町2-21ボイスビル4 101号室
URL:https://www.sokoiko-mint.com/jp/

sokoiko! サイクリングツアー 〜Roots of Hiroshima〜 スタンダード
所要時間:2時間
料金:5,000円(税込)/人
行程:広島市平和記念公園レストハウス〜〜元安橋〜〜平和記念公園〜〜広島平和都市記念碑〜〜広島赤十字・原爆病院メモリアルパーク〜〜東千田公園〜〜広電本社〜〜平和記念公園

■ひろしま公式観光サイト「Dive! Hiroshima」

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