5GやFeliCaに対応したSIMフリーフォルダブルスマホ「nubia Flip 5G」をフォト&ムービーレビュー!


既報通り、ZTEジャパンは14日、都内にて「ZTEジャパン/nubiaブランド日本本格展開・事業戦略及び新製品発表会」を開催し、ZTE傘下のNubia Technologyが展開する「nubia(ヌビア)」ブランドが日本本格上陸をするとして新たに日本市場にて5G対応フォルダブルスマートフォン(スマホ)「nubia Flip 5G(ヌビア フリップ ファイブジー)」(型番:NX724J)を発売すると発表しました。

発売時期は2024年3月22日(金)より順次となっており、販路は現時点では量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)などで、発表時点では量販店ではエディオンやコジマ、ジョーシン、ソフマップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ECサイトではAmazon.co.jpやエディオンネットショップ、コジマネット、Joshin webショップ、sofmap.com、ビックカメラ.com、ヨドバシ.com、MVNOではIIJmio(インターネットイニシアティブ)やHISモバイル(H.I.S.Mobile)、ピカラモバイル(STNet)とのこと。

価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格が79,800円で、一部の量販店やECサイトなどでは79,800円の1%(798ポイント)還元の実質79,002円となっているほか、Amazon.co.jpでは77,382円の1%(774ポイント)還元の実質76,608円となっています。本記事では新製品発表会における展示会場にて実際にnubia Flip 5Gをタッチ&トライしてきたので写真や動画を交えて外観や特徴などを紹介していきます。


nubia Flip 5Gはフォルダブルスマホとしては価格が抑えられているものの、ヒンジを折りたたむ途中で止められるほか、開閉も非常にスムーズで高価な他のフォルダブルスマホと遜色はない印象

nubia Flip 5GはZTE傘下のNubia Technologyが展開しているnubiaブランド初フォルダブルスマホで、開くと普通のスマホとして使え、閉じてコンパクトに持ち運べる縦折りタイプとなっており、開いた状態では約6.9インチFHD+(1188×2790ドット)OLED(有機EL)のメインディスプレイ、閉じた状態では丸型デザインが特徴的な約1.43インチ466×466ドット有機ELのサブディスプレイを搭載しています。

メインディスプレイは上部中央にパンチホールを配置し、パンチホール部分には約1600万画素CMOS/広角レンズのインカメラを搭載し、顔認証に対応しています。また生体認証として電源キーに内蔵された側面指紋センサーも搭載。サイズは開いた状態で約170×76×7.3mm、閉じた状態で約88×76×15.5mm、質量は約214g、本体色はブラックの1色のみで、同等製品となるソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile」向け「Libero Flip(型番:A304ZT)」がゴールドおよびホワイト、ブルーの3色展開なのでカラーバリエーションが少ないのは少し残念なところ。


nubia Flip 5Gを開いた状態で持ってみたところ。幅が76mmあり、重さも214gあるのでさすがに大きいですが、重さはそこまでずっしりとは感じずに重要バランスは良い印象。また画面はハードコーティングされた無色ポリイミドフィルム(Colorless Polyimide:CPI)で覆われているので強化ガラスを採用している通常のスマホよりも傷つきやすいと思われるので注意したい

開いた状態における背面パネルは強化ガラスの表面に細かな凹凸が施され、サラサラしたマットな質感で指紋や傷などは目立ちにくくなっており、防水には非対応ですが、防滴(IPX2)や防塵(IP4X)に対応しています。またサブディスプレイでは折りたたんだ状態で通知確認や着信応答などの簡単なタッチ操作が可能で、対応機能はカメラやレコーダー、タイマー、スポーツと健康、天気、音楽などとなっています。

リアカメラは以下のデュアル構成で、本体を折り曲げて自立させることでスタンドや三脚なしで撮影できることに加え、カメラに向かって手を振るなどのジェスチャーでタイマー撮影ができるため、セルフィーやグループ写真を撮影する際に便利なほか、折りたたんだ状態でサブディスプレイからカメラを起動して撮影することも可能です。なお、本体の曲がり角度は標準範囲を60〜110°で設計しており、この範囲外ではヒンジの角度を適切に保持できない場合があるとのこと。

・約5000万画素CMOS/広角カメラ
・約200万画素CMOS/被写界深度カメラ


nubia Flip 5Gのサブディスプレイ部分。サブディスプレイの周りにアウトカメラやモバイルライトが搭載され、インカメラだけでなくアウトカメラでも顔認証が利用可能

nubia Flip 5Gの背面。サブディスプレイやアウトカメラがない方におサイフケータイ(FeliCa)のアンテナが内蔵されているため、閉じた状態ではサブディスプレイと反対側を読み取り機にかざす

主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 7 Gen 1 Mobile Platform」および4310mAhバッテリー、急速充電「QC4+」および「PD3.0」(最大33W)、USB Type-C端子、Wi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GNSS、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSSなど)、緊急速報メール、国際ローミングなど。microSDカードなどの外部ストレージスロットや3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載。


いわゆる「フレックススタイル」にも対応しているため、スタンドや三脚などを利用しなくても単体で置いて安定したアウトカメラの撮影が可能

開いた状態の上側面にサブマイク、下側面にマイク(送話口)やUSB Type-C端子、外部スピーカーが配置。充電は最大33Wの急速充電にも対応

左側面にはSIMピンで引き出すタイプのnanoSIMカード(4FF)スロットが配置。側面フレームはアルマイト処理されたアルミ合金を採用

右側面には音量上下キーや指紋センサーを内蔵した電源キーが配置。電源キーは間違って押されないように若干凹んでいるタイプ

SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。連続通話時間は4G(VoLTE方式)で約1350分、連続待受時間は4G(FDD-LTE方式)で約450時間、4G(AXGP方式)で約400時間、充電時間は約73分(USB Type-C 急速充電ACアダプタ利用時)。

5G NR: n3/n28/n77/n78
4G LTE: Band 1/B2/B3/B4/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B41/B42
3G W-CDMA: Band 1/B2/B4/B8/B19
2G GSM: 900/1800/1900MHz

OSはAndroid 13がプリインストールされており、アプリやアイコンなどをタップしやすいように大きく表示させたり、よく使う電話番号をショートカットに設定したりできる「シンプルモード」に対応しているほか、詐欺・迷惑電話対策機能として電話録音機能を搭載しており、通話中に「録音」ボタンをタッチするだけで発信者に対して通話録音を行うアナウンスで警告するとともに録音が開始され、安全・安心に使用できます。

このようにnubia Flip 5Gは縦開きタイプのフォルダブルスマホとして折りたたみ動作も良好で、使いやすくなっており、ミッドハイレンジモデルとして動作速度も重いゲームアプリなどを除けば、普段使いで不満のないレベルで、なによりも価格面でフォルダブルスマホを見送っていた人にはオススメだと思われます。是非、店頭などに実機が展示されていたならば実際に試してみてください。最後に発表会の展示会場にて実際にタッチ&トライしている模様を動画で紹介しておきます。

nubia Flip 5G ブラック 折りたたみスマホ 6.9インチAMOLEDディスプレイdocomo/au/SoftBank/Rakuten Mobile 回線対応 SIMフリーFeliCa 256GB 8GB RAM
nubia(ZTE)
2024-03-21


ZTE|ゼットティーイー nubia Flip 5G nubia ブラック NX724J
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記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)

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