低価格な5GやFeliCaに対応したエントリースマホ「nubia Ivy」をフォト&ムービーレビュー!


既報通り、ZTEジャパンは14日、都内にて「ZTEジャパン/nubiaブランド日本本格展開・事業戦略及び新製品発表会」を開催し、ZTE傘下のNubia Technologyが展開する「nubia(ヌビア)」ブランドが日本本格上陸をするとして新たに日本市場にて5G対応エントリースマートフォン(スマホ)「nubia Ivy(ヌビア アイヴィ―)」(型番:Z6561J)を発売すると発表しました。

発売時期は2024年3月22日(金)より順次となっており、販路は現時点では量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)などで、発表時点では量販店ではエディオンやコジマ、ジョーシン、ソフマップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ECサイトではAmazon.co.jpやエディオンネットショップ、コジマネット、Joshin webショップ、sofmap.com、ビックカメラ.com、ヨドバシ.com、MVNOではIIJmio(インターネットイニシアティブ)やHISモバイル(H.I.S.Mobile)とのこと。

価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格が31,880円で、一部の量販店やECサイトなどでは31,880円の1%(319ポイント)還元の実質31,561円となっているほか、Amazon.co.jpでは31,910円の1%(319ポイント)還元の実質31,591円となっています。本記事では新製品発表会における展示会場にて実際にnubia Ivyをタッチ&トライしてきたので写真や動画を交えて外観や特徴などを紹介していきます。


nubia Ivyはブラックの1色展開

nubia IvyはZTE傘下のNubia Technologyが展開しているnubiaブランドにおける低価格な5G対応エントリースマホで、その仕様から日本にてすでに販売されているソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile」向け「Libero 5G IV(型番:A302ZT)」(ZTE製)と同等製品となっています。そのため、nubiaの日本本格参入の第1弾製品のエントリーモデルながらもいきなり日本市場でニーズの高い防水(IPX5およびIPX7)や防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しており、実質的にLibero 5G IVのオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)に相当します。

画面は上部中央に水滴型ノッチ(切り欠き)が配置されたアスペクト比9:20の約6.6インチ(1080×2408ドット)TFT液晶(約400ppi)を搭載しており、ノッチ部分には約800万画素CMOS/広角レンズのフロントカメラが内蔵されており、顔認証に対応しているほか、側面指紋センサーを搭載しています。本体色はブラックの1色のみで、背面パネルはマットな質感でサラサラとしており、指紋や埃などは目立ちにくいと思われます。


nubia Ivyを持ってみたところ。サイズは大きめながらもグリップ感があって大きさの割に持ちやすい印象

nubia Ivyのノッチ部分

画面の周りの縁(ベゼル)は下だけ少し太めとなっていて誤操作がしにくいように

また背面はLEDフラッシュの部分を含めて縦に若干色の薄いラインが入っていてデザイン的なアクセントとなっています。バッテリー容量は4420mAhで、急速充電(USB PD/最大22.5W)にも対応。連続通話時間は4G(VoLTE方式)で約2250分、連続待受時間は4G(FDD-LTE方式)で約477時間、4G(AXGP方式)で約563時間、充電時間は約100分(USB Type-C 急速充電ACアダプタ利用時)。サイズは約166×76×8.6mm、質量は約194g。

リアカメラの構成は以下の通りで、被写界深度カメラを搭載しているため、引き続いて「背景ぼかし撮影」が可能なほか、カメラ機能としてAIが人物や風景、動物などの多彩な被写体を認識して最適な撮影モードを自動で選択する「被写体認識AI機能」によってさまざまなシーンを美しく撮影することができます。

・約5000万画素CMOS/広角カメラ
・約200万画素CMOS/マクロカメラ
・約200万画素CMOS/被写界深度カメラ


nubia Ivyのリアカメラはトリプル構成

リアカメラの出っ張りは比較的少なめ

標準カメラアプリのファインダー画面。モードは「写真」や「ビデオ」、「スーパーナイト」、「背景ぼかし」、「ポートレート」、「マニュアル」、「パノラマ」、「モノカラー」、「ウォーターマーク」、「マクロ」、「50M」などが用意

標準カメラアプリの設定画面。水準器やグリッドなどの基本機能に対応。電源キーの2回押しで素早くカメラアプリを起動も可能

主な仕様はチップセット(SoC)がMediaTek製「Dimensity 700」(オクタコアCPU「2.2GHz×4+2.0GHz×4」)、内蔵メモリー(RAM)が6GB、内蔵ストレージが128GB、外部ストレージがmicroSDXCカードスロット(最大1TB)、SIMがnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)、外部接続・充電端子がUSB Type-C、無線LAN(Wi-Fi)がIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)、BluetoothがVersion 5.1など。


nubia Ivyの左右側面。左側はSIMカード/microSDカードスロットが配置され、右側は音量上下キーおよび指紋センサーを内蔵した電源キーが配置

nubia Ivyの上下側面。上側はサブマイクが配置され、下側はモノラルスピーカーおよびUSB Type-C端子、マイク(送話口)が配置

携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通りとなっており、5G NR方式についてはNTTドコモが提供しているn79やNTTドコモやKDDI・沖縄セルラー電話が提供しているn78には非対応となっています。その他、NFC Type A/Bや位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS、NavICなど)、緊急速報メール、国際ローミング、Wi-Fiテザリング(10台)などに対応。同梱品はSIM取出し用ピンおよび安全ガイド、クイックガイド、保証書。

5G NR: n3/n28/n77
4G LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/41/42
3G W-CDMA: Band 1/2/4/8/19
2G GSM: 900/1800/1900MHz

OSはAndroid 13がプリインストールされており、アプリやアイコンなどをタップしやすいように大きく表示させたり、よく使う電話番号をショートカットに設定したりできる「シンプルモード」に対応しているほか、詐欺・迷惑電話対策機能として電話録音機能を搭載しており、通話中に「録音」ボタンをタッチするだけで発信者に対して通話録音を行うアナウンスで警告するとともに録音が開始され、安全・安心に使用できます。


nubia Ivyの「設定」画面

「設定」→「便利な機能&操作」には「片手モード」や「画面を記録」、「画面エッジのミスタッチ防止」、「タッチ無効化モード」、「自動電源ON/OFFの設定」、「ユーザー補助」などが並ぶ

展示機では内蔵ストレージの空きが109.92GBに

OSはAndroid 13ベースの独自ユーザーインターフェース「MyOS 13.0.9」をプリインストール

このようにnubia Ivyはおサイフケータイや防水・防塵にも対応しており、動作もWeb閲覧やSNSアプリなどの基本的な機能は快適に動作しますし、RAMも6GBあるので比較的に余裕があり、価格を抑えつつも対しっかりと使える製品となっていると思います。最後に発表会の展示会場にて実際にタッチ&トライしている模様を動画で紹介しておきます。

nubia Ivy ブラック 6.6インチ大画面 防水防塵IP6/7 FeliCa 128GB 6GB RAM 50MPトリプルカメラ おサイフケータイ 4420mAhバッテリー docomo/au/SoftBank/Rakuten Mobile 回線対応 SIMフリー
nubia(ZTE)
2024-03-21


ZTE|ゼットティーイー nubia Ivy nubia ブラック Z6561J
価格:31,880円(税込、送料別) (2024/3/22時点)

記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)

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