東洋製罐グループは10⽉12⽇〜14⽇の3⽇間、東京ビッグサイトで開催されたアジア最⼤の国際総合包装展「TOKYO PACK 2022」に出展した。同グループでは「つつむを超える。」をコンセプトに、容器を中⼼とした2040年の未来の予測に挑戦し、「⾷と健康、快適な⽣活を⽀える容器の未来」に関する未来を紹介していた。

■6つの未来のシーンを想定
近年、世界各国ではSDGsへの取り組みを加速させており、同時に環境問題や⾷糧問題などさまざまな社会課題に直⾯している。⽇本においては、2025年から2040年のわずか15年間において、労働⼈⼝(20歳〜64歳)が約1,000万⼈も減少するとされる「2040年問題」も叫ばれており、深刻な「超⾼齢化社会」が近づいている。

東洋製罐グループは、これまで世の中が抱えるさまざまな課題に対して真剣に向き合い、“⽇本初の⾃動製⽸”や“世界初のレトルトパウチ”などさまざまな容器のイノベーションによって社会課題の解決に寄与してきた。同時に、近い未来に直⾯する課題に対しても、業界最⼤⼿のメーカーとして、“同グループの技術がどのように活⽤され、どのように世の中へ貢献できるのか”といった未来の視点を⼤切に事業を展開してきた。

今回の展示では、環境問題や⾷糧問題、「2040年問題」といったさまざまな社会課題に向き合い、具体的な6つの未来のシーンを想定したうえで、同グループが提案する“未来のスタンダード”を、パネルや動画、実物のプロダクトを⽤いて表現した。

1.未来の⾷卓〜⾷需要が細分化され、⾷のパーソナライズ化が進んだ未来〜
未来では、3Dフードプリンティング技術により、個⼈の不⾜している栄養素をパーソナライズして⽇々の⾷事を摂る世の中になっていると推測される。東洋製罐グループは、容器の進化とともに、代替⾷品メーカーとの協業を通じて、パーソナライズとサステナブルが⼀体となった⾷卓のあり⽅を提案していく。

同グループでは、さまざまな素材や形状の容器を扱う多様な知見を保有している。ブースでは、中身がなくなったら親缶から詰替え容器に中身を移すことが可能なエアゾール容器を展示していた。


2.未来のヘルスケア〜⽣活データの収集・分析によって、未然に病気が防げる未来〜
未来では、病気の予防・早期発⾒を実現するためには継続的なライフログの蓄積が必要不可⽋になっていると考えられる。東洋製罐グループは、インターネットに接続されたIoP(Internet of Package)容器から、⽇々の⽣活⾏動データを取得し、⾝体の変化や、運動量の変化を定量的に観測し、健康管理に寄与していく。

“再生医療の一般化”に向けた現在のチャレンジとして、軟包装で培った容器技術を活用した細胞培養器材ウェルパックを展示していた。将来、再生医療・細胞治療領域の発展が見込まれる中、iPS細部尾を安全な閉鎖系システムの中で培養するこの製品は、未来の個別化医療にも貢献していくと考えられる。


3.未来のキッチン〜⼩ロット化が進み、誰でも⾃由に創作ができる未来〜
未来では、あらゆる⾷品加⼯技術がオープンになることで、⾷⽂化の発展はさらに加速すると考えられる。誰が作っても、安全・⾼品質・適正コストを担保できるように、東洋製罐グループの持つ過去の膨⼤な⾷材加⼯データを元に、⾷材、料理、気温、容器、趣向などのさまざまな条件からシミュレーションをおこない、最適な⾷の処⽅や殺菌条件を提案していく。

同グループが持つビッグデータと食品加工技術が持つ再現性と長期保存の力で、あらゆる欲求に応え、食のさらなる可能性の拡大に貢献できるものとして、レトルトパックと缶詰を展示していた。


4.未来のリサイクル〜トークンエコノミーによって、資源循環が進んだ未来〜
未来では、資源循環に直接貢献でき、サスティナビリティを⾼めるリサイクル⽅法であるマテリアルリサイクルの⽐率が⾼まると推測される。東洋製罐グループの技術を結集し、マテリアルリサイクルの実現に必要な、⾷品残渣の洗浄、マテリアル単位での分別、素材の圧縮、リサイクル参画者を増やす体験設計といった課題を解決していく。

可燃ごみを資源循環させる「CUP TO CUP PROJECT」へ挑戦する取り組みとして、誰でも洗浄できる装置「Re-CUP WASHER」を展示していた。楽しく素早く簡単に残渣除去が可能だ。


5.未来のスーパー〜⽣産システムが変化し、店舗の役割が拡張した未来〜
未来では、モノだけでなく、そのモノを購⼊するまでのサプライチェーン全体を⽣活者が選択していく時代になっているのではないだろうか。購⼊時の情報や、購⼊者のライフスタイルに合わせて、最適な素材・サイズでの包装をおこない、環境・使う⼈の双⽅に優しいエシカルパッケージを、東洋製罐グループは包装技術で提供する。

“あらゆる需要に対応する単一容器”に向けた現在のチャレンジとして、紙絞りトレーと紙絞り蓋を展示していた。前者は冷蔵・冷凍・ホットあらゆる需要に対応するトレーだ。後者はプラスチック削減に貢献する紙製の絞り蓋、紙ならではの高い環境性を備える。


6.未来のインフラ 〜社会のインフラが自動で制御され、誰もが心地よく暮らすことができる未来〜
未来では、日本の労働力不足を解消するために、自動運転やドローンによる配送など、これまでになかったインフラ整備や法改正が進むと考えられる。無人でのビルなどの高所の外壁洗浄やメンテナンスを可能にする「ドローンに着脱可能な遠隔型スプレー缶噴射装置」といった新テクノロジー開発、機能性素材の開発によって、東洋製罐グループは暮らしやすい社会づくりに貢献する。

“ロボティックスによる自動化”に向けた現在のチャレンジとして、ドローンに着脱可能な遠隔型スプレー缶噴射装置を搭載した「SABOT」を展示していた。「SABOT」はドローンで検査した以上箇所へのマーキングや早期補修(防さび等)による予防保全、害虫駆除や鳥獣害対策に至るまで一台でさまざまな用途に応える。


2040年は、同グループの「⻑期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」の10年前に当たり、さまざまな社会問題が懸念されるタイミングでもある。今回の出展は、2040年の未来の課題に対して、同グループの技術がどのように介在し、どのように世の中へ貢献していくのかを知るよい機会となった。“容器”はもちろんのこと、同グループが⾒据える「つつむを超える。」少し先の未来を知りたい人は、同社のサイトをのぞいてみよう。

■東洋製罐グループホールディングス株式会社

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