GoogleがAndroid 13 Beta 1をリリース!Pixel 4以降で利用可能に


Googleは26日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」の次期バージョン「Android 13(開発コード名:Tiramisu)」( https://developer.android.com/about/versions/13 )における一般向けベータ版「Android 13 Beta 1」を公開したとお知らせしています。

すでに同社のスマートフォン(スマホ)「Pixel」シリーズにおける「Pixel 4」および「「Pixel 4 XL」以降にて「Android Beta Program」( https://g.co/androidbeta )からネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)で導入できます。

Android 13 Beta 1はPixel製品ではビルド番号が「TPB1.220310.029」となっており、Pixel製品以外でもAndroidエミュレーターでも試せます。またAndroidセキュリティーパッチレベルは「April 2022」になり、Google Play servicesも「22.09.20」となっているほか、APIレベルも正式版の「T Beta 1」となりました。

また同社ではAndroid 13について現地時間(PST)の2022年5月11日(水)から5月12日(木)まで開催予定の開発者向けイベント「Google I/O 2022」にてより詳細な内容が説明されるとしています。なお、Android 13 BetaはPixelPixelシリーズ以外の他のメーカーの製品についても今後数週間のうちに利用できる見込みとなっています。

Android 13は現在の最新バージョンの「Android 12」の次のメジャーアップデートとなる予定のバージョンで、最近の流れであるセキュリティーやプライバシーをより強化しており、さらに大画面やフォルダブル向けに提供される「Android 12L」で導入された新しい機能のいくつかも提供され、正式版に向けて徐々にAndroid 13の新機能を追加していくということです。

正式版のリリースまでのスケジュールはこれまで開発者向けプレビュー版が2月より提供されていましたが、今回、初の一般向けベータ版「Beta 1」が提供開始され、今後は5月に「Beta 2」、6月に最初の安定版(Platform Stability)である「Beta 3」、7月に正式版に近い最終テストとなる「Beta 4」が提供され、その後にAOSPとエコシステム向けの正式版がリリースされる予定となっています。

またAndroid 13では新しい通知権限やフォトピッカーなどのプライバシー機能、テーマ別のアプリアイコン、クイック設定タイル配置、アプリごとの言語サポートなど、優れたユーザーエクスペリエンス(UX)の構築に役立つAPIといったさまざまな点を自分が開発するアプリに導入することが検討できるようになるとのこと。

さらにBluetooth LEオーディオやMIDI 2.0 over USBなどの新機能にも対応し、新たにBeta 1ではメディアファイルへのよりきめ細かいアクセス、改善されたオーディオルーティングAPIなどの新しい権限が追加されたということです。なお、同社では開発者に向けて現在提供しているアプリのAndroid 13での互換性をテストし、アプリがAndroid 13のデフォルトの動作変更の影響を受けるかどうかを確認して欲しいとのこと。

<Android 13 Beta 1の新機能>
優れたUXを構築するのに役立つ新しいAPIを提供しながらプライバシーとセキュリティーに引き続き注力しており、Beta 1では新しい通知許可やフォトピッカー、テーマ別アプリアイコン、改善されたローカリゼーションと言語サポートなど、以前に発表した機能の最新の更新が含まれているほか、Beta 1でも少数の新機能が導入されています。

・メディアファイルアクセスのよりきめ細かい権限
以前はアプリがローカルストレージ内の共有メディアファイルを読み取りたい場合にすべてのタイプのメディアファイルへのアクセスを許可する「READ_EXTERNAL_STORAGE」権限を要求する必要がありましたが、利用者への透明性と制御性を高めるために共有メディアファイルにアクセスするためのより詳細な範囲を持つ新しい権限セットを導入しています。

新しい権限によってアプリは共有ストレージ内の特定の種類のファイルへのアクセスを要求するようになっています。アクセス許可が付与されると、アプリはそれぞれのメディアファイルタイプへの読み取りアクセス権を持ちます。

 READ_MEDIA_IMAGES
 READ_MEDIA_VIDEO
 READ_MEDIA_AUDIO

UXを簡素化するためにアプリが「READ_MEDIA_IMAGE」と「READ_MEDIA_VIDEO」を同時に要求すると、システムは両方の権限を付与するための単一のダイアログを表示します。アプリが共有メディアファイルにアクセスする場合、アプリがAndroid 13をターゲットにしているときに新しい権限に移行する必要があります。詳細は https://developer.android.com/about/versions/13/behavior-changes-13#granular-media-permissions をご覧ください。


アプリが製品上の音楽やその他のオーディオファイルにアクセスできるようにする場合

・KeystoreとKeyMintでのエラーレポートの改善
java.security.ProviderExceptionの下に例外クラス階層を追加し、キーを生成するアプリの場合にはKeystoreとKeyMintはより詳細で正確なエラーインジケーターを提供するようになっています。これにはKeystoreおよびKeyMintのエラーコードを含むAndroid固有の例外と、エラーが再試行可能かどうかが含まれます。キーの生成、署名、および暗号化のメソッドを変更して新しい例外をスローすることもできます。改善されたエラーレポートによってキーの生成を再試行するために必要なものが得られるはずです。

・予測オーディオルーティング
メディアアプリがオーディオのルーティング方法を識別できるように、AudioManagerクラスに新しいオーディオルートAPIを追加しました。新しいgetAudioDevicesForAttributes() APIを使用すると、指定したオーディオの再生に使用できるデバイスのリストを取得できます。またオーディオストリームを直接再生できるかどうかを理解するのに役立つgetDirectProfilesForAttributes() APIも追加しました。これらの新しいAPIを使用してオーディオトラックに使用するのに最適なAudioFormatを決定します。

記事執筆:memn0ck

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