こだわりのカメラ機能とフルスペックが詰まったフラグシップスマホ「SHARP AQUOS R7」を使って気が付いたことをまとめて紹介!


シャープから「2022年夏モデル」として投入された最新フラグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R7」。フラグシップモデルらしくハイエンド仕様の高い基本スペックに先代モデルでも採用されたLeicaとの協業による1インチセンサーとズミクロンレンズをさらにチューニングと強化を施した上で搭載した強力なカメラ機能がポイントの、基本スペックにもカメラ機能にも妥協のないスマホとなっています。

そんなAQUOS R7はNTTドコモ向け「AQUOS R7 SH-52C」とSoftBank向け「AQUOS R7(型番:A202SH)」が販売されているのですが、一方でその妥協のない仕様に伴ってそれぞれ価格(金額はすべて税込)は公式Webストア「ドコモオンラインショップ」およびソフトバンクオンラインショップ」などの直営店ではNTTドコモ版が198,000円、SoftBank版が189,360円で、返却が伴う販売施策を利用した場合の実質負担額はNTTドコモ版が114,840円(いつでもカエドキプログラム)、SoftBank版が94,680円(新トクするサポート)とかなり高価になっています。

これまで筆者もNTTドコモ版のAQUOS R7 SH-52Cを購入し、開封して同梱品やプリインストールアプリを紹介したり、ベンチマークアプリやゲームアプリを用いて性能チェックを行ってきたりましたが、本記事では実際にAQUOS R7をしばらく使ってきて気が付いたチェックポイント(良かった点・気になった点など)をまとめて紹介したいと思います。

【AQUOS R7を使っていて良いと思った点】

・先代AQUOS R6の不満点を潰して全体の満足度を底上げされている


特にディスプレイのフラット化は個人的には大きい改善点に感じた

AQUOS R7は前機種「AQUOS R6」の基本的なコンセプトを継承しているのですが、そのAQUOS R6はシャープのフラグシップモデル「AQUOS R」シリーズにおいて仕切り直しとも言えるほどに大きく変貌し、特にLeicaと協業で新たに用意されたカメラをはじめ、移動体通信事業者(MNO)が取り扱うハイエンドモデルとしてはかなり「攻め」た製品だったと思います。

一方でAQUOS R6では新たに画面の左右端が湾曲したエッジディスプレイやその前の機種「AQUOS R5G」に引き続いてQiなどのワイヤレス充電への非対応(さらにその前の機種「AQUOS R3」では対応していたのに)といった不満要素もありました。

そして今回のAQUOS R7ではシャープがこれらの改善点や要望を汲み取ったようで、ディスプレイのフラット化(AQUOS R5G以来)、ワイヤレス充電への対応(AQUOS R3以来)、そしてカメラ撮影時のレスポンスのさらなる向上がなされ、尖ったカメラ機能を維持しつつ、全体的な満足度も高まった1台に仕上げられています。


もちろん有線で充電したほうが早いのですが、やっぱりあると便利なワイヤレス充電

またスペック面においては現時点(記事を執筆している2022年8月時)での日本国内のMNO向けAndroidスマホとしては文句なしのハイエンドモデルとなっているほか、同世代の国内向けAndoridフラグシップスマホとしては選択肢の少ない3.5mmイヤホンマイク端子を搭載した機種でもあるので、音楽ゲームや音楽ミキサーアプリを利用する人にも安心して薦めることができます。

また音響面では他にもこれまでのAQUOS Rシリーズではフラッグシップモデルながらもどちらかというと「とりあえずステレオ対応」となっていたに比べ、AQUOS R7ではステレオスピーカーの音質もまずまずのレベルで改善されているのも嬉しい点だと思いました。

また何よりAQUOS R6から引き続いて最大のセールスポイントにもなっているカメラ機能も1インチセンサーのシングルカメラという強烈な個性のため、AQUOS R6と同様に独特のクセはありますが、フォーカス合わせなどのレスポンスなどが改善され、使いやすさも向上しています。


AQUOS R6と比べてさらにデジカメのような姿となったカメラ部分

以下に何枚か、AQUOS R7にて撮影した写真を掲載しておきます。なお、すべてオートモード・マニュアルモードでモノクロ設定のみ行いましたが、他はオート設定にて撮影し、加工はリサイズのみを行っています。


カメラ機能は国内向けスマホとしては最高峰クラス。写真撮影がすっごい楽しい

【AQUOS R7を使っていて気になった・改善して欲しい点】

・超スゴいカメラだからこそ感じる不満点

オート設定のままで手軽に美麗な写真が撮影できる非常に強力なカメラをもつAQUOS R7ですが、それ故に足りないと感じたり、勿体ないなぁと思う部分がいくつかあります。

・モノクロ撮影モードがない
先代モデルのAQUOS R6でも少なくない要望があったにもかかわらず、ついに搭載されることなく今回のAQUOS R7が登場してしまいました。AQUOS R6の姉妹モデルでもある「LEITZ PHONE 1」には「Leitz Looksモード」と呼ばれるモノクロ撮影モードが搭載されていましたが、AQUOS R7はR6と同様にマニュアル撮影モードで「彩度の設定を-5にする」ことでしか、モノクロ撮影を行うことができません。


確かにマニュアルモードで彩度を-5にいじればモノクロ撮影は可能だが…

一方で日本では未発売ではあるものの、同じくLeicaと協業で高品質なカメラ機能を搭載した「Xiaomi 12S Ultra」にはLeicaモノクロモードが搭載されているだけに、なぜAQUOS R7には非搭載なのかイマイチ納得ができません。

筆者の思い込みのレベルですが、AQUOS Rシリーズ以外のAQUOSスマホには撮影モードに「モノクロ撮影」があるのにAQUOS R7(R6含め)にはないのは「モノクロ撮影モードをLeicaカメラ搭載のAQUOS Rスマホには搭載してはならないという取り決めでもあるのではなだろうか」と訝しんでいるほどです。


ミドルレンジのAQUOSスマホのカメラアプリにはモノクロ撮影モードがある(画像はAQUOS Sense4のカメラアプリのもの)

・指紋認証機能を利用するときに画面保護フィルムの選択の幅が極端に少なくなる


指紋認証を使っている場合、保護フィルムはよく吟味する必要あり

AQUOS R7はディスプレイ内に指紋認証センサーを搭載していますが、他の多くの機種の画面内指紋センサーは光学式なのに対し、AQUOS R7はGalaxy Sシリーズなどとともに「3D超音波センサー」という方式を採用しているためか、ガラス系やアンチグレア(非光沢)タイプのものを中心に貼り付けると指紋認証センサーがうまく指紋を読み取ることができなくなるものがあります。

正式対応を謳うガラス系の画面保護フィルムもないわけではないので、製品ページや実際の製品の注意書きなどをよく見て、対応しているかどうか確認するようにしましょう。ちなみに筆者はアンチグレアタイプのフィルムを好むため、やはりどんなフィルムでもOKというわけにはいかず、対応しているものを探したうえで購入・利用しています。

【まとめ「カメラ周りの改善して欲しい点などがあるものの、致命的な欠点の見当たらない高評価な一台」】

今回、AQUOS R7を実際に使ってみての感想としては、本当にこれに尽きました。だからこそ、魅力的なカメラ機能におけるモノクロ撮影モードの非搭載などの「機能的には搭載できるのに非対応」な不満点が気になってしまいます。

普通のスマホであれば、非搭載であってもそれほど気にはなりにくいであろう機能もLeicaの絡んだスマホであれば話は変わってくるので、シャープさんには是非、独立したモノクロ撮影モードの実装を期待したいところです。

負荷の重いゲームアプリや8K解像度の動画の撮影などではさすがに本体がかなり熱を持つため、それなりの設定の見直しなどが必要にはなりますが、基本的な動作の面はもちろんのこと、ディスプレイのフラット化やqi対応復活、そして本機の最大のアピールポイントであるLeicaとの協業によるカメラ機能もしっかりとチューンアップされており、改善(追加実装)して欲しい機能などもありますが、満足度の非常に高いスマホになったと思います。

その分、お値段もかなり強まってしまいましたが……。本体価格がおよそ20〜19万円とさすがに気軽に誰でも買えるお値段ではありませんが、「買って使って大満足!」なスマホであると、太鼓判を押していいと思います。

記事執筆:河童丸

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